「徒道」ってなんと読む?「とみち」ではありません!
明日、5月11日は、令和5年度の、岐阜・長良川の「鵜飼開き」です。鵜飼(うかい)は、鵜(う)を操って川魚を獲る、1300年以上の歴史をもつ伝統的な漁法です。現代では、この鵜飼の様子を観覧できる遊覧船ツアーなどもあり、観光、文化鑑賞の側面からも人気のイベントとなっています。今年の開催期間は、10月15日までありますので、ご旅行の際など、観覧を検討してみてはいかがでしょうか? ちなみに鵜飼は、船に乗って行うイメージが強いですが、徒歩で行うスタイルもあるのだとか。ということで、本日は「徒」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「徒道」ってなんと読む?
「徒道」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「徒歩でないと通れないような細道」「徒歩で行く旅」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「散策をすると、ドライブでは気づけないような徒道を発見したりするのが楽しいのよね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 徒道(かちみち) です。
「徒歩(かち)=交通手段として、歩くこと」を意味します。「徒道(かちみち)」は、「徒歩でしか通れないような道」や「徒歩による道行き」を意味する言葉です。5月は、新緑まぶしく、散策にはうってつけの時期。この機に、「徒歩(かち)」や「徒道(かちみち)」という風情のある表現も使いこなしてみてはいかがでしょうか?
…さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「徒路」ってなんと読む?
「徒路」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「歩いて行く旅」という意味の言葉です。
<使用例>
「この美術館は最寄り駅から遠いけれど、周囲も素敵な建物が多いから、タクシーよりは徒路を楽しむのがおすすめよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 徒路(かちじ) です。
季節や街並みを楽しみながら、ゆったりと「徒路(かちじ)」…。こちらも、大人の語彙として、さりげなく使えると素敵な表現ですね。
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本日は、5月11日、令和5年の、長良川の鵜飼開きの日にちなんで、「徒」という字の入った日本語から、
・徒道(かちみち)
・徒路(かちじ)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』(株式会社小学館)/文化庁ウェブサイト/『ぎふ長良川の鵜飼』ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱