表紙キャラクター大政 絢さんの “花上手になりたい!”

雑誌『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さんが、「花上手」を目指して、話題のフローリストに新たな花の楽しみ方を教わる人気連載「“花上手”になりたい!」。

今回は、「暑さを気にせず、自宅にいながらリゾート気分を楽しむには?」との大政さんのリクエストに、フラワーショップ「POINT NEUF(ポワンヌフ)」主宰の川口昌亮さんがアドバイス! 生命力あるグリーンを大胆に配した、ポジティブなムードを演出する夏のあしらいをご紹介します。

川口 昌亮さん
「POINT NEUF(ポワンヌフ)」主宰
アートな感性が光る、自由で大胆な花材の取り合わせに定評があるフラワーアトリエ。ショップの装花やイベントでのディスプレイでは、芸術性の高いアレンジを披露し、見る人を魅了する。店舗は完全予約制。

This Month's Flower:「生命力に満ちたグリーンでダイナミックに」

これから到来する暑い時期にふさわしい、花もちがよくポジティブなムードを演出するあしらいをご紹介します。

花_1,大政 絢_1
Flower Data:シュロ、ストレリチア、アンスリウムの葉、グロリオサ「オレンジハート」・「ジパングササヨ」

「『シュロ』に合わせる花は、『ストレリチア』のような直線的なラインをもつタイプが好相性。底が広く安定感のある花器に生けるのがおすすめです」(川口さん)

AYA's Question:「暑さを気にせず、自宅にいながらリゾート気分を楽しむには?」(大政さん)

「大きめのグリーンを玄関のアクセントとして生けるのが定番なのですが、夏場は草花が傷みやすいこともあって、選ぶものも一辺倒になりがちです。玄関を彩るグリーンに意外性をもたらす方法を知りたいです」(大政さん)。

Florist's Answer:「エキゾチックな雰囲気が魅力の『シュロ』を主役に、夏らしく」(川口さん)

「常夏のリゾート地に広がる風景を切り取ったようなアレンジがおすすめです。細長い葉が扇形に広がる『シュロ』を主役にして、エネルギーに満ちた組み合わせを。

ヤシ科に属するシュロは、生命力があるので庭や公園に植えられることも多く、実は親しみのある植物です。店舗の装花を手掛けることも多いのですが、存在感のあるシュロをメインにすることもしばしば。

写真では、シュロを8枚ほど重ねて生けています。レイヤーにすることで、正面だけでなく、側面からも葉先の流れを楽しむことができます。光沢があり、夏の日差しに照らされる表情も魅力です」(川口さん)。


「生命力に満ちたシュロを花瓶に生けるアレンジは夏にぴったりで、このまま玄関に飾りたいほど。太陽の光を連想させる色鮮やかな花をポイントで効かせる技も取り入れて、この夏はひと味違った見せ方で玄関に彩りをもたらしたいです」(大政さん)

問い合わせ先

POINT NEUF

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PHOTO :
川上輝明(bean)
EDIT&WRITING :
川口夏希、池永裕子(Precious)
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