故カール・ラガーフェルドをはじめ、ファッションのプロも認めるエイジレスなセンスに定評があるフランス大統領夫人「ブリジット・マクロン」。控えめなデザインでも、リュクス感の光るワードローブは、ほかと一線を隠す洗練を醸しています。今回は、好印象カラーのネイビーにスパイスを効かせて、洒落感高く仕上げた着こなしをスナップで紐解いていきましょう。

■1:端正ネイビーにレトロテイストでひとクセを効かせて

ファッションニュース_1,セレブ_1,大人コーデ_1,ネイビー_1
ネックレスはつけず、ブレスレットで手元にこなれ感を。

2022年7月1日、フランス・パリのエリゼ宮での会談に先立ち、オーストラリアのアンソニー・アルバニーズ首相とそのパートナー、ジョディ・ヘイドンを待っていた際の一枚です。ハイネックに七分袖、ミディ丈が特徴のネイビーワンピース。1960年代風のローウエストとゴールドのボタンが、生真面目なネイビーにモード感を漂わせています。

■2:とろみ素材の柔らかなドレープでエレガンスを表現

ファッションニュース_2,セレブ_2,大人コーデ_2,ネイビー_2
足元は服のディテールを引き立てるネイビーのポインテッドトゥがお約束。

同じくエリゼ宮にて、ヨルダンのアブドラ2世国王とラニア王妃をお出迎え。首元から斜めにあしらわれたドレープが、シックなネイビーに行き過ぎない華やかさを添えています。ボトムはタイトスカートでシンプルに引き締めて。ネイビーの知的さを感じるクールな装いを完成。

■3:美脚を引き立てるロング&リーンなシルエット

ファッションニュース_3,セレブ_3,大人コーデ_3,ネイビー_3
ネイビーベルトのウォッチと華やかなリングにも注目!

この日は、ルクセンブルクのアンリ大公とルクセンブルクのマリア・テレサ大公妃を歓迎。ラウンドネックに長袖、ペンシルスカート、のミニマルなワンピースを纏っています。胸のすぐ下の位置に艶のあるレザーの幅広なベルトがあしらわれ、脚長効果を発揮。さらに首元から裾までセンターに施されたシームが、Iライン効果を後押ししています。


フランス大統領夫人「ブリジット・マクロン」の、ネイビーコーデをご覧いただきました。ストイックな詰まったネックラインと、脚を美しくみせる絶妙な膝丈がこだわりのディテール。手元でほんの少しハズして、こなれ感を添えるのが彼女流のようです。ぜひフォーマルなシーンで活用してみてくださいね。

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子