「手巻」…「てまき」以外の読み方と意味、わかりますか?
明日・6月6日は『ロールケーキの日』『手巻きロールケーキの日』『吹き戻しの日』など、「6」を「くるくると巻く形」に見立てた、複数の記念日に制定されています。「吹き戻し」とは、日本古来の民芸おもちゃで、筒に口をつけて息を吹くと、先についたロール状の部分が音を立ててひろがったり巻き戻ったりする仕掛けです。
本日は「巻」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「巻子本」ってなんと読む?
「巻子本」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「書物の装丁の最も古い形態で、紙を横に長く繋ぎ合わせ、その一端に軸を付けて巻いた物」のことです。
<使用例>
「忍者って、口に巻子本をくわえてドロン! と消えるイメージがあるわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 巻子本(かんすぼん) です。
気軽な会話であれば「まきもの」と言う表現で問題ないと思いますが、フォーマルな場では「巻子本(かんすぼん)」という言葉の知識があったほうがベターでしょう。大人として覚えておきたいですね。
さて、2問目にまいります。
【問題2】「手巻」ってなんと読む?
「巻子本」の同義語としての「手巻」という日本語の正しい読み方をお答えください。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 手巻(しゅかん) です。
現代では「手巻」といえは「てまき」と連想しますが、古文書などを扱っている際に「手巻」という表記が出てきたら「しゅかん」のほうかも知れません。こちらも、知識として覚えておきたいですね。
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本日は、6月6日『ロールケーキの日』『手巻ロールケーキの日』『吹き戻しの日』にちなんで、「巻」という字の入った日本語から、
・巻子本(かんすぼん)
・手巻(しゅかん)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』『日本大百科全書(ニッポニカ)』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/ photo AC/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱