「不身持」ってなんと読む?「ふしんじ」ではありませんよ!
明日・6月8日は『ロハスの日』です。68(ロハス)の語呂合わせですね。「ロハス」という言葉そのものは、昨今の注目ワードとしてみなさまご存じかと思いますが、正確な意味を説明できますか?「ロハス」とは「lifestyles of health and sustainability」の略語で、「健康的で持続可能な生活様式」という意味です。地球環境と人々の健康を相互的に意識した行動を推奨する考え方ですね。「サステナビリティ(持続可能な)」という表現は、これ自体が今の時代の世界的なトレンドでもあります。ということで、本日は「持続」の「持」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「持重り」ってなんと読む?
「持重り」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「初めはそうでもないのに、持っているうちにだんだん重く感じること」という意味の言葉です。
<使用例>
「そのくらいの荷物って、意外と持重りに感じるから、すぐ使わないのであれば置いていったらどう?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 持重り(もちおもり) です。
最初は軽々と運べそうに思えた荷物でも、疲労や時間経過で予想外に重く感じるようになってくる…という経験、ありますよね? そういう状態を端的に表現した日本語が「持重(もちおも)り)」です。少し先の状態まで気遣う、日本人らしい心遣いのこもった言葉ですね。ぜひ使いこなしてください。
さて、2問目にまいります。
【問題2】「不身持」ってなんと読む?
「不身持」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「身を持ち崩すこと。また、そのさま。不品行」という意味の言葉です。
<使用例>
「あんなにセクシーでそつがない人だと、不身持を疑いたくなってしまうわね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 不身持(ふみもち) です。
「身持(みもち)が固い」と言えば、「品行方正である」「異性関係にだらしなくない」という意味になりますね。あの「身持(みもち)」に、否定の「不」がついた言葉が「不身持(ふみもち)」です。「不人気」「不信任」などと同じ構成の言葉です。
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本日は、6月8日『ロハスの日』にちなんで、「持」という字の入った日本語から、
・持重(もちおも)り
・不身持(ふみもち)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』『日本大百科全書(ニッポニカ)』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/ 『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱