「甘苦」ってなんと読む?「あまく」ではありませんよ!
明日・6月12日は『ロースイーツの日』です。これは「6(ロー)ス12(イーツ)」の語呂合わせで、「ロースイーツ」とは「Raw sweets」、つまり「加熱せず生(Raw)の素材を使い、自然の栄養素や酵素などをそこなわずに作られるスイーツのことです。小麦、砂糖、卵、乳製品などを使用せず植物性の素材のみで作られ、前述の食品のアレルギーをもつ人々にも楽しんでもらえるロースイーツの認知度を上げ、どこでも気軽に買えるようにしたい…という願いが込められています。クリスマスや誕生日などを盛り上げるスイーツを一緒に食べられない人がいる、というのは、食べられる人々にとっても寂しいことですよね。『ロースイーツの日』…素晴らしい、また、有意義で必要な試みですね。
ということで、本日は「生」「甘」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「生え抜き」ってなんと読む?
「生え抜き」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「その土地に生まれ、そこでずっと育つこと。生っ粋」「初めからそこに所属して今日に至っていること。また、その人」という意味の言葉です。
<使用例>
「彼女は、この事務所の生え抜きなのよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 生え抜き(はえぬき) です。
「生」の「生え(はえ)」という読み方は、中学生で習う常用漢字の読み方ですので、「生え抜き(はえぬき)」、誤読しないようお気をつけくださいね。さて、2問目は「甘」という字の入ったクイズです。
【問題2】「甘苦」ってなんと読む?
「甘苦」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「甘さとにがさ」「楽しみと苦しみ」を意味する言葉です。
<ヒント>
「あの2人は、甘苦を共にしてきた関係なのね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 甘苦(かんく) です。
「甘苦(かんく)」は、「苦楽」の類語でもあります。昨今、味覚を表現したり、小説などで複雑な感情を表現する造語として「甘苦い(あまにがい)」という言い回しが登場しているようですが、これは古来の日本語ではなく、「甘苦(かんく)」という名詞に関しては、読み方は「かんく」のみになります。
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本日は、6月12日『ロースイーツの日』をご紹介しつつ、「生」「甘」という字の入った日本語から、
・生え抜き(はえぬき)
・甘苦(かんく)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱