「居前」って何と読む?「きょぜん」「いぜん」ではありませんよ!
明日は6月30日。1年の前半が終わる日、ということで、俗に『ハーフタイムデー』とも呼ばれているようです。みなさまは、1年の前半、充実した日々を送ることができましたか?今ひとつ心残りが…という方は、後半に向け、鋭気をやしなってくださいね。ということで本日は「前」という字の入った、日本文化と関わりの深い言葉のクイズをお送りします。
【問題1】「前褌」ってなんと読む?
「前褌」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「相撲のまわしを締めた際、からだの前面で横になっている部分」のことです。
<使用例>
「あの力士が、対戦相手の前褌に手をかけたと思ったら、あっという間に勝負がついていたの」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 前褌(まえみつ) です。
相撲では、まわしは、手をかけられる数少ないポイントとなることから、体の側面になる部分を「横褌(よこみつ)」、うしろになる部分を「後ろ褌(うしろみつ)」、前褌から垂直に局所を隠している部分を「縦褌(ふんどし)」と呼ぶなど、部位によっての呼び名が分けられています。相撲は日本文化の中でも特徴的な格闘技ですので、こうした知識も備えておきたいですね。
さて、2問目にまいります。
【問題2】「居前」ってなんと読む?
「居前」という外来語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:茶道で「茶をたてる時の正しい座り位置」のことです。
<ヒント>
「季節や茶室の様式によって、居前も変化するのよね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 居前(いまえ) です。
茶道も、世界的に注目されている日本文化ですので、外国のお客様との会談などにそなえて、「居前(いまえ)」など、基礎的な用語は押さえておきたいですね。
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本日は、6月30日、1年の前半の6か月の最終日となる『ハーフタイムデー』にちなんで、「前」という字の入った日本語から、
・前褌(まえみつ)
・居前(いまえ)
など、日本文化と関係の深い言葉の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/一般社団法人日本動物看護職協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱