「金引く」ってなんと読む?「かねひく」ではありませんよ!

明日、7月1日『冷コーの日』。今年制定されたての、新しい記念日です。「冷コー(れいこー)」とは、主に西日本で使用されている「アイスコーヒー」を指す愛称で、「冷コー」という言葉を広め、多くの人がアイスコーヒーを楽しむきっかけに…との願いを込めて、地方FM放送のなどで活動されているラジオパーソナリティーの黒江美咲さんが記念日制定資金のクラウドファンディングを立ち上げて目標金額を達成、一般社団法人日本記念日協会の認可を得て制定された…という経緯をもちます。クラウドファンディングの資金で申請された記念日はほかにもいくつかございますが、「冷コー」という愛称への愛着にフォーカスしているところに、言葉の文化を大切にする人々の粋な遊び心を感じますね。日付は、「アイスコーヒーが最も売れる時期」と言われる梅雨明けからお盆にかけてを鑑み、「多くの地域で梅雨が明け、海開きが行われる7月1日を冷コー開きの日にしよう!」という思いで7月1日に設定されたそうです。

…というところで、本日1問目のクイズにまいります。

【問題1】「クラウドファンディング」ってどういう意味?

「クラウドファンディング」の「クラウド」の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。

1:勇者

2:雲

3:群衆

「クラウドファンディング」の「クラウド」の和訳はどれ?
「クラウドファンディング」の「クラウド」の和訳はどれ?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼

正解は… 3:群衆 です。

ネット上の仮装基盤を示唆する「雲(cloud)」だと思っていた方、多いのでは?
ネット上の仮装基盤を示唆する「雲(cloud)」だと思っていた方、多いのでは?

「クラウドファンディング(crawdfunding)」は、英語で「群衆」を意味する「crowd」と「資金調達」を意味する「funding」を組み合わせた造語です。つまり「(賛同する)群衆による資金調達方法」のこと。

「クラウド・コンピューティング」の「クラウド」とカン違いする方も多いようですが、こちらは、従来の「実体のあるメイン・コンピュータ」ではなく、「インターネット上の仮想化されたリソースグループ」を使用することから、そのイメージを空にうかぶ「雲(cloud)」になぞらえた呼び方です。クラウドファンディングの多くが、これに特化したネット・サービスで行われているため、混乱が起きやすいようなので、お気をつけください。

さて、2問目は「金」という字の入った日本語クイズです。

【問題2】「金引く」ってなんと読む?

「金引く」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「相手の心を試す。試しに気を引いてみる」「刀の切れ味を試す」という意味の言葉です。

<ヒント>

「みなさまのお気持ちを金引くようなことをして、大変失礼いたしました」

「○○○く」。
「○○○く」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 金引く(かなびく) です。

「資金調達」を連想させる表記ですが、まったく違う意味なのです。
「資金調達」を連想させる表記ですが、まったく違う意味なのです。

「金引く(かなび)く)」の「金」は、刀、つまり「金属」を意味します。「相手の心を試す」という意味でこんな表記ですと、現代的な連想では、資金をどのくらい提供してくれるものか打診する?…と考えてしまいそうですが、言葉の歴史は古く「刀」に由来しているのです。

*** 

本日は、7月1日『冷コーの日』にちなんで、

・クラウドファンディング

という現代語の正しい意味と、

・金引く(かなび)く

という言葉の読み方をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/READYFORウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱