今。美食家の注目を集めているのは、必ずしもアクセスが便利ではない「奥の地」。滋味溢れる素材に惹かれた料理人たちが紡ぎ出す料理は、心にもカラダにも深く染み入って、感動と幸福を呼びます。
「もうあのお店行った?」と交わされる美食家たちの囁きは、つい数年前まで東京や京都など都会の店が話題の中心でした。ところが今、その多くは北陸や軽井沢、そして南は九州まで、「奥の地」へと拡がっています。贅沢な食体験とはキャビアやフォアグラなどの高級食材だけではなく、その地でしか味わえない新鮮な旬の食材と、その地に根ざす料理人との出合いに尽きると、多くの人が気付き始めているのでしょう。
今回は、旅と美食の達人・山崎静子さんが教える、とっておきの美食宿、京都の「HOTEL THE MITSUI KYOTO 都季」をご紹介します。
HOTEL THE MITSUI KYOTO 都季「京都なのにホテルで美食、がいま逆に新鮮」
コロナ禍をきっかけに国内を旅することが増え、多くの魅力を発見しています。京都ではホテルに宿泊して、市内のレストランや和食店を訪れるのが常でしたが、ここは京都にいながらにしてホテル内でゆっくり過ごしたくなる稀有な場所。パリで研鑽を積んだ浅野哲也シェフが京都の食材と出合って生まれたイノベーティブ京都フレンチはここでしか体験できない唯一無二な味わい。美食家の友人たちからも好評です。
問い合わせ先
- HOTEL THE MITSUI KYOTO 都季
- 料金:「都季」でのシグネチャーコース12品¥21,500~は要予約
- TEL:075-468-3100
- 住所:京都府京都市中京区油小路通二条下る二条油小路町284
関連記事
- 旅と美食の達人・料理研究家の真藤舞衣子さんおすすめの「美食宿」3選|ローカルガストロノミーが学びと刺激を
- 里帰り気分で房総の里山ステイ「季舟庵」|古民家をリノベーションしたプライベートヴィラで房総の奥深い魅力を堪能して
- 話題のニューオープン!東京だということを忘れてしまう「オーベルジュ ときと」|立川を美食のデスティネーションに
- PHOTO :
- 長谷川 潤
- EDIT&WRITING :
- 秋山 都、安村 徹(Precious)