「門違い」ってなんと読む?「もんちがい」ではありませんよ!
明日、7月24日は、文豪・芥川龍之介の忌日『河童忌』です。『河童忌』は、『河童』という著作にちなんだ名称ですが、現代では芥川龍之介の代表作といえば『蜘蛛の糸』や『羅生門』のほうが有名ですね。特に『羅生門』は国語の教科書で学習した、という方も多いでしょう。…ということで本日は「門」にちなんだ字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「閊える」ってなんと読む?
「閊える」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「行き詰まったり邪魔なものがあったりして先へ進めなくなる」「胸が塞がる」「こる。しこる」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「この先は細い山道ですから、大きな車では閊えて通れないかもしれません」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 閊える(つかえる) です。
「門がまえ」の中に「山」の入った字で「閊える(つか)える」と読むとは、まさに字のイメージどおりですね。「閊」は日本で作られた「国字」です。「門」と「山」のシンプルな組み合わせが潔いですね。さて、2問目にまいります。
【問題2】「門違い」ってなんと読む?
「門違い」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「間違えてほかの家へ行ってしまうこと」「目指す方向や目標を間違えること」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「メーカーでなく小売店に文句を言うのは、とんだ門違いよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 門違い(かどちがい) です。
「門」という字は「門出(かどで)」など、「かど」とも読みますね。「かど」は常用漢字の範疇の読みかたですが、正解できたでしょうか?
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本日は、7月24日、文豪・芥川龍之介の忌日『河童忌』にちなんで、「門」という字の入った日本語から、
・閊える(つかえる)
・門違い(かどちがい)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)