働く女性にとって、「春アウター」といえばまず思い浮かぶのが「トレンチコート」。シンプル&ベーシックなデザインで、大人の女性をかっこよく美しく見せてくれます。そんな大人気のトレンチ、定番ブランドから人気メゾンブランドまでずらりとお届け。「春の真っ先買い」のヒントにしてください!

【目次】

マッキントッシュのトレンチコート


【1】マッキントッシュのブルーのトレンチコート

【1】マッキントッシュのトレンチコート
コート(マッキントッシュ青山店〈マッキントッシュ〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious7月号』小学館、2017年

マッキントッシュのこのブルーのトレンチコートは、リネンに透湿防水フィルムをボンディングしているため、撥水性も抜群。そもそもリネンは速乾性に優れた天然素材です。雨で湿気を含んだときに生まれる、自然なシワも味として楽しみましょう。目の覚めるようなブルーに、気分もリフレッシュ!

【2】マッキントッシュのベージュのトレンチコート

コート(SANYO SHOKAI〈マッキントッシュ ロンドン〉)、ブラウス(yoshie inaba)、スカート(wb)、ネックレス[ピンクゴールド×ダイヤモンド](ケイテン)、時計[ピンクゴールド×ダイヤモンド×ステンレス(時計裏側)](DKSHジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、バッグ(バリー 銀座店〈バリー〉)、靴(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター〈ポール アンドリュー〉) 撮影/坂根綾子

春に着るオール黒は、軽やかさがその印象を左右します。ブラウスはエアリーなシルク100%で、タイトスカートは麻混素材。テンションの異なる素材の掛け合わせで、オール黒の中に〝トップスはふんわり、ボトムはシュッと〟というリズム感が生まれます。そして、はおり物には、正統派のベージュトレンチをセレクト。黒とベージュの美人色コントラストが都会的な風を吹き込み、パッと見の洗練度がアップします。

バーバリーのトレンチコート


【1】バーバリーのベージュのトレンチコート

【2】バーバリーのトレンチコート
コート(バーバリー・ジャパン〈バーバリー〉)、スカーフ『パスマントリー・カドリ』(エルメスジャポン)、ブラウス・パンツ(シンクロ クロッシングズ 恵比寿グラススクエア〈シンクロ クロッシングズ〉)、時計(DKSH ジャパン〈ベダ&カンパニー〉)、サングラス(モスコット トウキョウ〈モスコット〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

合わせるアイテムによって、お仕事シーンから休日スタイルまで、オールシーンで使いやすいのがトレンチコートの魅力。きちんと感も女性らしいエレガンスも与えてくれる、万能アウターです。フェミニンな着こなしを楽しみたいときは、華やぎカラーのスカーフを差し色に着映えテクニックを効かせましょう。

【2】バーバリーのオフホワイトのトレンチコート

コート『サンドリンガム』・デニム・靴(バーバリー・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

オフホワイトのスリムトレンチには、ワイドパンツを合わせるよりも細身のデニムを合わせてスタイリッシュに仕上げるのが正解。洗練されたIライン効果で、羨望のきちんとスタイルに仕上がります。襟裏のバーバリー・チェックをチラリと覗かせる小技を効かせれば、大人の気品と余裕が漂うデニムコーデに。

【3】バーバリーのヘリテージ・トレンチコート

バーバリーのヘリテージ・トレンチコート

ブランドを代表するトレンチコートでその名を知られる、世界的ラグジュアリーブランドのバーバリー。ロンドンコレクションで発表しているコレクションラインでは、ブランドのクラシカルなイメージを覆す、モードでファッショナブルなアイテムも満載です! その着こなしでファッション面でも注目を集める、あのキャサリン妃も着用している姿を度々目撃されています。エリザベス女王とチャールズ皇太子からロイヤルワラントを与えられ、創業161年というイギリスを代表する歴史あるブランドとして、今なおその品質の高さを評価されています。

【4】トレンチコートはバーバリーが元祖

バーバリーのトレンチコート

私たちが知る現代のトレンチコートの原型を開発したのが、今も世に知られるラグジュアリーブランド「バーバリー」です。

軍服だった過去を経て、美しいデザインと着心地、防護性などが世界に評価されたトレンチコート。長きに渡り着用され続けているこのファッションアイテムは、過去から現代へとその細部にまでミリタリーウエアとして誕生したルーツが受け継がれているのです。そして、100年以上の歴史を経てこれからも人々の装いに欠かせないアイテムとして、存在し続けるのでしょう。

40代レディーストレンチコートおすすめブランド


【1】マックスマーラのトレンチコート

【3】マックスマーラのトレンチコート
コート・ニット・バッグ・靴(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

程よく肉厚のベビーキャメル生地で仕立てたダブルブレストのトレンチコートは、自信に満ちあふれる女性にこそ似合う存在感のあるたたずまい。やわらかなキャメルベージュカラーが全身をブライトアップして、表情や雰囲気まで明るく見せてくれます。急な雨などに対応する撥水加工を施して、機能性を高めたつくりも魅力です。

【2】ヴァレンティノのトレンチコート

【4】ヴァレンティノのトレンチコート
ヴァレンティノのコート・ヴァレンティノ ガラヴァーニのスニーカー(ヴァレンティノ ジャパン)、ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious3月号』小学館、2018年

ベーシックなトレンチコートをベースにしながら、パッチポケットのデザインでオリジナリティを追求したアウター。ボディは光沢感のあるサテンベージュなので、女性らしい優雅な雰囲気も漂います。そんな主役コートは、まったりとした印象にさせず、あくまでキレ味よく着こなしたいもの。そこで活躍するのが、クリーンな白のスニーカー! 足元に抜け感が生まれるだけで、洗練された印象になります。

ヴァレンティノのコート・シャツ・パンツ・ヴァレンティノガラヴァ―ニのバッグ・靴(ヴァレンティノジャパン)、ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious3月号』小学館、2017年

トレンチコートの旬なディテールやテキスタイルを引き立てるには、品格を極めるベーシックな白シャツが活躍。視線を集めるラグジュアリーなロング丈のトレンチコートだから、白シャツの襟を立てて風格が宿る装いに仕上げましょう。

トレンチコート(ヴァレンティノ ジャパン〈ヴァレンティノ〉) 撮影/小池紀行 BY:『Precious3月号』小学館、2018年

一見、オーセンティックなトレンチコート。でも、よく見ると、肩の部分が開いていたり、袖のベルトが二重巻きだったり…、細部にまでこだわった遊び感覚は、ヴァレンティノの真骨頂です。上半身は華奢な肩が印象的なコンパクトなつくりで、なんと隠しボタンによって、上下別々に切り離すことが可能。そして、高めのウエスト位置からストンと落ちる、足首がスレスレ見えるくらいのマキシ丈は圧巻です。色はグレーがかったドライなベージュ。ベルトをキュッと結んでタイトに着るもよし、フロントを開けてスポーティにはおるのもよし。着ていて楽しくなる一着です。

【3】フェンディのトレンチコート

【5】フェンディのトレンチコート
コート・バッグ『ラナウェイ』・ピアス・靴(フェンディ ジャパン) 撮影/下村一喜(UM) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

トレンチのマスキュリンな要素とドレスのような艶やかさを併せもったモードな一着。艶やかなイエローのチェック柄は、シルク×ポリエステルの混紡素材です。フロントを閉め、ウエストをきゅっと結べば、タップ部分がケープのように張り出して、立体的なフォルムを演出してくれます。ナチュラルパイソンを黒のカーフレザーで引き締めたクールなコンビネーションのトート型バッグで品格を強調して。

【4】ミカコナカムラのトレンチコート

【6】ミカコナカムラのトレンチコート
コート(オールウェイズ〈ミカコ ナカムラ〉)、ワンピース(コロネット〈アキラーノ・リモンディ〉)、ベルト(ストラスブルゴ〈メゾン ボワネ〉)、ピアス(showroom SESSION〈マリハ〉)、バッグ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2017年

トレンチコートは袖を通さず、さりげなくはおるのが気分。コンサバにならないよう、旬の小物をチョイスするのが、今年らしさのカギになります。インには、メンズライクなピンストライプ柄のワンピースを。トップスは縦、スカートはバイヤス風に配した柄が、視覚効果でメリハリ感をアピールしてくれます。

【5】エブールのトレンチコート

【7】エブールのトレンチコート
トレンチコート¥73,000・タートルニット¥26,000・ストライプスカート¥38,000(すべて税抜)

2018年春夏の展示会で見つけた変形トレンチコート。細ストライプのギャザースカートを合わせれば、着るだけでこなれたトラッド感を演出できる洗練コーディネートが完成します。

【6】サンローランのトレンチコート

【8】サンローランのトレンチコート
コート・パンツ・サングラス・バングル・ストール・バッグ・靴(イヴ・サンローラン〈サンローラン〉)、ニット(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2017年

トレンチコートにタートルニット、 ダブルモンクストラップの男靴…。 メンズライクな着こなしも、ウエストをきゅっとマークした、タイトなシルエットに全体をまとめているから、モード感あふれる大人の女を印象づけてくれます。さらに、歩きやすさを考慮した靴選びも、京都の街では重要なポイントに。かっちりとした黒のフラットシューズで、颯爽と石畳を闊歩しましょう。

【7】ザ ロウのトレンチコート

【9】ザロウのトレンチコート
コットンストレッチのトレンチコート・トップス・パンツ・靴(コロネット〈ザ ロウ〉)、ネックレス(デペッシュモード恵比寿本店〈キョーコ ホンダ ニューヨーク〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious3月号』小学館、2017年

ベージュが定番のトレンチコートも、ネイビーを選べば気品が漂います。ロングトレンチの下には同じくネイビーのセットアップを。ワントーンでまとめることで、きれいなレイヤードができあがります。

【8】ディオールのトレンチコート

【10】ディオールのトレンチコート
コート・ブラウス・パンツ・バッグ・靴(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

ショート丈のトレンチなら、インナーは白のセットアップを。ネイビーが白の清潔感をより一層、引き立てます。

【9】オールドイングランドのトレンチコート

【11】オールドイングランドのトレンチコート
コート(ナイツブリッジ・インターナショナル〈オールド イングランド〉)、トップス(レナウン プレスポート〈レステラ〉)、スカート(ストラスブルゴ〈ハイアリン〉)、ウノアエレのネックレス・ワンエーアールバイウノアエレのバングル(ウノアエレ ジャパン)、サングラス(プロポデザイン〈プロポ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

休日でも外せないネイビーのトレンチは、プライベートでは淡い色と合わせてやわらかな雰囲気に。サテン地のハリのあるトレンチコートだから、歩くたびに表情が変化。アイボリーのトップス、細かいフリンジやプリーツのディテールを合わせて可憐に仕上げましょう。

【10】ランバンのトレンチコート

【12】ランバンのトレンチコート
コート・ニット・パンツ・バッグ・ネックレス・ブレスレット・靴(ランバン ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

控えめな艶で、クラス感の漂うネイビーなら重たい印象にならず、春の装いを格上げしてくます。アウターの優美さを活かし、ペールピンクのハイゲージニットを合わせて、上質な雰囲気を崩さないようにしましょう。

トレンチコート・トップス・スカート・バッグ(ランバンジャパン)、ブレスレット・リング(ポメラート・ジャパン〈ポメラート〉)、靴/私物 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2016年

プレーンなポインテッドトウのピンヒールは、女性の武器。ハイヒールで美しく仕上げた脚を主役に、ストイックに絞ったウエストを見せつける、真っ赤なコートとタイトスカートで女らしいメリハリをつけましょう。

【11】グレンフェルのトレンチコート

【13】グレンフェルのトレンチコート
コート(ヴァルカナイズ・ロンドン〈グレンフェル〉)、ワンピース(ADORE)、ネックレス・バングル(ダミアーニ銀座タワー)、バッグ(バリー 銀座店〈バリー〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

パートナーとの特別なディナーには、印象が沈んで見えない華やかなカラードレスを着こなして。ほんのり肌が透けるレースのパンプスで、女性らしさと個性をプラスしましょう。アウターには黒のトレンチを選べば、どんな場所でも浮かないきちんと感が生まれます。

【12】チェルキのトレンチコート

【14】チェルキのトレンチコート
TOMOUMI ONOのトレンチコート・ミッレのグレーパールネックレス(チェルキ)、多連パールネックレス(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉) 撮影/ 篠原宏明(ナインライヴス) BY:『Precious11月号』小学館、2015年

媚びない女らしさを手に入れたいなら、まずトレンチは、メンズスーツに用いられるような杢調のストレッチウール素材を。ベルトをキュッと締めたら、デコルテにはパールネックレスを埋めるように重ねるのが正解です。洗練させるためには、男前なトレンチと端正なパールをともにグレーで統一すること。凛としていてかっこいいのに、どこか艶やか…。そんな、若い世代とは一線を画す着こなしに仕上がります。

【13】アクリスのトレンチコート

【15】アクリスのトレンチコート
コート・ワンピース・パンツ(アクリス ジャパン〈AKRIS punto〉) 撮影/ 佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2016年

エグゼクティブな女性がこよなく愛するアクリスのスポーティーライン、それが「AKRIS punto(アクリス プント)」。エレガントなたたずまいはそのままに、アクティブでほんのりフェミニン、そして清潔感のあるセクシーさで幅広い年代の女性を虜にしてきました。その中でも、唯一無二の存在感を放つ、クロスステッチ柄の繊細なジャカード織のセットに注目。アイテムは「コート」「ワンピース」「センタープレスパンツ」の3つです。

コートはシングルボタンのシンプルなトレンチスタイル。襟がきれいに立ち上がるので、360度どこから見ても美シルエットが魅力です。

【14】ヘルノのトレンチコート

【18】ヘルノのトレンチコート
「ラミナー」トレンチコート(ヘルノ プレスルーム) 撮影/ 小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious9月号』小学館、2015年

そもそもは一枚仕立てのカシミヤコートを得意とするヘルノ。その卓越した技術を高機能なアウターに転用することで、ダウンの名品ブランドとして知られるようになった。その最進化形が、「ラミナー」シリーズです。

【15】セリーヌのトレンチコート

【19】セリーヌのトレンチコート
コート(セリーヌ ジャパン) 撮影/小池紀行 BY:『Precious3月号』小学館、2018年

凛々しさとしなやかさ。その相反するふたつの要素を両立させることが、大人が目指すおしゃれの理想……。それを見事に体現しているのが、セリーヌのトレンチコートです。トップ部分は、カーキがかったベージュのダブルフェースコットン。エポーレットやガンフラップなど、典型的なトレンチのディテールを踏襲。それに対し、下部分は、落ち感のあるビスコース。わずかに艶のあるピンクベージュが流れるようなドレープを生み、全体から見ると、まるでドレスの上にコートを重ねているかのよう。異素材を合わせることで、甘辛バランスを極めた理想の美人コートです。

【16】ボッテガ・ヴェネタのトレンチコート

【20】ボッテガ・ヴェネタのトレンチコート
コート・ベルト(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン) 撮影/小池紀行 BY:『Precious3月号』小学館、2018年

ボッテガ ヴェネタから登場した春トレンチは、贅沢なシルク素材。極細の上質な糸を緻密に織っているために、驚くほど薄くて、軽やか、まさに風をまとっているかのような着心地が自慢です。オーバーサイズのたっぷりとしたシルエットを、体になめらかに沿わせつつ、クシャクシャさせたり、ふんわりはおったり、むしろ無造作に着くずすのがおしゃれ。そしてシルクならではの艶を湛たたえたコクのあるキャメルも魅力。余裕のある大人の女性に似合う、春トレンチの名品です。

【17】ジル・サンダーのトレンチコート

【21】ジル・サンダーのトレンチコート
コート(オンワードグローバルファッション〈ジル・サンダー〉) 撮影/小池紀行 BY:『Precious3月号』小学館、2018年

定番的なトレンチコートに物足りなさを感じているならば、ジル・サンダーの進化系トレンチがおすすめです。雨や風を通さないコットンのボンディングクロスは、かなりタフでカジュアル。この質感が、凛とした印象のこのコートを、より構築的に見せてくれるのです。デザインの大きな特徴は、左サイドから背中側にかけてアシンメトリーに配されたプリーツ! 何本も縦に走るラインによって動きが生まれ、さらにすっきり見せるのにも効果的です。ダブル合わせやステッチワークなどのトレンチの要素を備えつつ、モードに進化した、着るだけで絵になるコートです。