旬を程よく取り入れた上品な着こなしで大人気のキャサリン皇太子妃。装いのなかでさりげなく、今は亡きダイアナ元妃へのオマージュを捧げることもあり、その思慮深くスマートなスタイリングでも人々を唸らせています。

ロイヤルらしいワントーンやコートドレスなど、共通点も多い2人の着こなし。エッジー過ぎずクラシカルな装いを好むキャサリン皇太子妃に対して、ダイアナ元妃は高揚感あるトレンドも楽しんでいる印象です。

そんな2人のファッションにフォーカス。今回はきゅっと引き締まった印象を添えてスタイルよく見せる、ベルトの着こなし術をピックアップしました。ウエストを強調することでヘルシーさや洒落感もアップしたスタイリングをぜひご覧ください。

ホワイトコーデ×ダークトーンベルト

■1:キャサリン皇太子妃は…シックな白をコントラストカラーで小気味よく仕上げて

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サングラスも黒を選んで統一感をもたせています。

ロンドンで開催されたウィンブルドン・テニス選手権に出席。黒いボタンのディテールが特徴的なスザンナの白いシャツドレスを着用しています。アレキサンダー・マックイーンのベルトはまるで、ワンピースについていたかのように着こなしにマッチ。ベルトをプラスしたことで、フィット&フレアなシルエットをさらに引き締まった印象に。黒トリムの効いたかごバッグ、黒のパンプスでスッキリ、エレガントなモノトーンコーデを完成。

■2:ダイアナ元妃は…ホワイト×ブラウンをリピート!小粋なルックを完成

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ジャケットのメタリックなボタンが品格を高めます。

ロンドン・ナイツブリッジでショッピングちゅうをスナップした一枚です。白いジーンズに同色のトップスを合わせ、ブラウンの太ベルトをオン。黒白よりもまろやかながら、コントラストをしっかり効かせ、白コーデのモード感をアップしています。ローファー、トートバッグも同じ配色をリピートしてまとまりよく。カーキのジャケットがなじみながらもニュアンスを添えて、装いをより洗練させています。

ホワイトコーデ×メタルバックルベルト

■3:キャサリン皇太子妃は…オプティカルホワイトをモダンに仕上げる白い輝き

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会場でもひと際目を引くホワイトワントーン。

2022年8月2日、バーミンガムで開催されたコモンウェルスゲームズに登場。アレキサンダー・マックイーンのパンツスーツにシンプルなTシャツをスタイリングしたオールホワイトの着こなしです。シャープなシルエットのセットアップに白ベルトをプラス。真っ白なスタイルがシルバーバックルを際立たせ、クールな輝きが装いをより辛口な印象に導いています。

■4:ダイアナ元妃は…ミニドレスをボリュームゴールドでグラマラスにクラスアップ

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顔まわりは大粒のパールでエレガントに盛り上げて。

アメリカ・シカゴのノースウェスタン記念病院を訪問。ヴェルサーチェによるミニドレスはボディコンシャスなシルエットにミニマルなラインが特徴です。ブランドのアイコンがあしらわれたバックルが視線を奪うベルトでウエストを強調し、フェミニンさと華やかさをグッとアップ。余計な色を加えず、バッグや足元もクリームトーンでまとめたことで派手になり過ぎず、品よく仕上げています。

プリントワンピース×同系色ベルト

■5:キャサリン皇太子妃は…控えめなルックにゴールドバックルでひと匙の華を

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パンプス、クラッチバッグもベルトと同じトーンをチョイス。

ロンドンで行われたミックス青少年サービスのボランティア向けクリスマスパーティーに出席。赤と緑のクリスマスカラーで描かれた柄のミディワンピースは、長袖と詰まった襟元のシンプルなデザイン。フロントにあしらわれたボタンと同じトーンにゴールドバックルがあしらわれたベルトを締めることで、服になじみながらも装いを格調高くまとめています。

■6:ダイアナ元妃は…ボールドな柄に華美すぎないアクセントをプラス

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ゴールドのチョーカーやイヤリングで洗練をアップ!

ケンジントン宮殿の北側、ノッティングヒルにあるスクールへウィリアム皇太子(当時は王子)をお迎えに。ウォームカラーをベースに、ところどころブルーやグリーン、ホワイトがアクセントを効かせたプリントワンピースをまとっています。ブラウンの太ベルトで凝ったプリントを引き締めて。斜めに巻きつくデザインがウエストを華奢にみせる効果も。足元はプリントの色とリンクする、ブラウンと白のバイカラーシューズで軽やかに。


キャサリン皇太子妃とダイアナ元妃の「ベルト」スタイルをご紹介しました。ウエストにアクセントを添えることで、装いの緊張感を高め、スッキリと健康的な印象に。毎日の暑さに、つい風通しよくリラックス感のあるシルエットに手が伸びますが、ときには2人の着こなしを参考に、ウエストコンシャスなコーデでおしゃれの高揚感を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子