雲ひとつない真っ青な空やパークに広がるグリーンが、夏の高揚感をさらに盛り上げるイギリスの7月。短くも待ち焦がれた季節をセレブレートするかのように、キャサリン皇太子妃が公務でまとったブルーやグリーンの装いをチェックしていきましょう。

■1:日本のパール&鮮やかなコバルドブルーがノーブルさを引き立てる!

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エリザベス女王とフィリップ王配の結婚70周年記念ディナーパーティやフィリップ王配の葬儀、女王の葬儀でも同じネックレスを着用。

2023年7月5日にスコットランド・エディンバラのセントジャイルズ大聖堂で行われた、チャールズ3世国王とカミラ王妃の戴冠式への感謝と奉献の全国礼拝に出席。コバルトブルーのコートドレスはリピートで愛用しているもの。気品をたたえたカラーが、皇太子妃の高貴さを際立たせる一着はキャサリン・ウォーカーによるデザインです。襟のベルベットのトリムがリュクスなアクセントをプラス。首元に輝く、故エリザベス女王が所有していたネックレスは日本から贈られたもので、曲線を描くダイヤモンドのクラスプを囲む、4列のパールがゴージャス!

■2:ソフトな淡いブルーのワンピースでリラックスしたムードを演出

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ワンピースはしなやかなシルククレープ素材で、カジュアルになり過ぎません。

2023年7月6日、イギリス・エガムのガーズ・ポロ・クラブで開催されたロイヤル・チャリティー・ポロ・カップ2023。キャサリン皇太子妃は、ビューラ ロンドンの花柄マキシワンピースで登場しました。柔らかなペールブルーが優しいムードを漂わせ、好感度抜群。フープのイヤリングでモダンさもプラスしつつ、なじみベージュのヒールでワンピースが主役となるように仕上げています。

■3:ジャケット+ネイビーのシックコーデで空軍基地を訪問

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(左から)航空機のタラップを降りるウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃、ルイ王子。

2023年7月14日、フェアフォード空軍基地のエア・タトゥーを訪問。公務の内容からか、華やかというよりもシックで聡明な印象が漂うスタイリングを披露。ダブルブレストとピンストライプが特徴のジャケットは、シルクとリネンで織られた、上質な質感のもの。クリーミーなピンストライプがルックに洗練されたタッチを加えています。ネイビーのシガレットパンツとフラットシューズで動きやすく、オンタイムの参考にしたい装いを完成。

■4:聖なるローンコートにライムグリーンがひと際映える!

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涼やかなハーフアップヘアでルックをレディな印象に格上げ。

2023年7月15日、ウィンブルドン選手権2023の13日目で、優勝したチェコのマルケタ・ボンドルソワ選手に女子シングルスのトロフィーを授与。最近お気に入りのブランド、セルフポートレートのワンピースは、ジャケットとスカートのセットアップにみえるアイコニックなデザイン。ブークレ素材のトップスと、シフォンのプリーツスカートでトレンドも程よく取り入れ、きちんと感のなかにモダンさが漂います。夏らしいライムグリーンカラーが、爽やかなスポーツイベントの装いとしてもぴったり! 耳元にはパールを飾って、上品さを添えています。

■5:ミニマルなシルエットとディープなグリーンで洗練クラシックを堪能

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グリーンオニキスのイヤリングでシックにまとめています。

2023年7月16日、ウィンブルドンテニス選手権14日目。この日はセンターコートでカルロス・アルカラス選手に男子シングルスのトロフィーを授与。深いグリーンにIラインシルエットのワンピースで前日よりも落ち着いた印象です。身頃にフリルがあしらわれ、フェミニンさがプラスされた一着は、フレンチデザイナーのローラン・ムレによるのもの。10.5cmヒールのヌーディなスエードパンプスで全身バランスのよさをさらに高めています。


2023年7月、キャサリン皇太子妃が披露したファッションをご覧いただきました。清涼感あるブルーやグリーンが、夏のアウトドアに美しく映えて。プリンセスらしい華やかな装いから堅実でアクティブなスタイルまで、シーンに配慮したコーディネートはぜひ大人として参考にしたいですね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子