「荏胡麻」ってなんと読む?「にんごま」ではありませんよ!

明日・8月23日『油の日』です。これは「日常生活に必要な油について考えるきっかけの日に」、という願いで制定された記念日で、「日本の製油発症の地」と言われる京都府の離宮八幡宮と、油脂事業を手がける企業によって制定されました。日付は859(貞観元)年、当時、九州にあった宇佐八幡宮が京都に遷宮された日にちなんでいます。ちなみに「油」は植物性、「脂」は動物性のあぶらを意味します。「油」については、種類による違い…加熱に向くもの、そうでないもの、含まれる栄養素の違いなど、昨今、注目されていますね。

…というところで、本日1問目のクイズです。

【問題1】「荏胡麻」ってなんと読む?

「荏胡麻」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:離宮八幡宮でも、この植物の種子から採取された油が販売されております。アルファーリノレン酸を多く含み、健康に良い油としても、近年注目されております。

<使用例>

「荏胡麻油は味にクセがないから、私は朝、汁物や納豆にかけて頂いているわ」

かな3文字です。
かな3文字です。

・・・さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 荏胡麻(えごま) です。

昨今、「荏胡麻(えごま)油」が人気ですが、読めましたか?
昨今、「荏胡麻(えごま)油」が人気ですが、読めましたか?

「荏胡麻(えごま)」の種子からとれる油は、人間の体内では作れないオメガ3系脂肪酸を豊富に含むことで、昨今、特に注目されています。認知症や生活習慣病の予防に効果が見込めると言われており、比較的高価な油ながら、最近はスーパーマーケットでも少量サイズのものが販売され、手に入りやすくなりました。昨今話題のヘルシーフードですので、読めるようにしておきたいですね。

さて、2問目も「胡」という字の入ったクイズです。

【問題2】「胡座」ってなんと読む?

「胡座」という日本語の読み方「○○ら」の○に入るかな(○ひとつにそれぞれ1文字ずつ)をお答えください。

ヒント:日常的に使用している言葉です。

<使用例>

「今のポジションに胡座をかいているようでは、上は目指せないわよ」

○○に入る「かな」、それぞれ1文字ずつです。
○○に入る「かな」、それぞれ1文字ずつです。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 胡座(あぐら) です。

※読み仮名2文字では「こざ」とも読みますが、現代は「あぐら」のほうが一般的ですね。

「胡座(あぐら)」…ご説明するまでもございませんが、「両ひざを左右に開き、足首を組んで座ること。また、その座り方」を指す言葉です。昔は、貴人などが腰掛けるための、高床状の台を指した言葉だったようです。

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本日は、8月23日『油の日』にちなんで、

・荏胡麻(えごま)

・胡座(あぐら)

の日本語の読み方をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/油祖 離宮八幡宮ウェブサイト/『かいごガーデン』ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱