「にくづき」に「危」と書いて「脆い」…なんと読む?
明日・8月29日は、全国焼肉協会が制定した『焼肉の日』です。日付は829(やきにく)の語呂合わせですね。残暑を乗り切るべく、焼肉で栄養補給…というのも良さそうです。ということで本日は、部首に「月(にくづき)」の入った字から、日本語クイズをお送りします。
【問題1】「脆い」ってなんと読む?
「脆い」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「もとの形状が崩れやすい」「はかない」「感情に動かされやすい」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「彼女、強そうに見えて、芯の脆いところがあるから、今日は優しくしてあげて」
・・・さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 脆(もろ)い です。
ちなみに「月(にくづき)」と同じ形の部首に「月(つき、つきへん)」がございますが、両者は別のカテゴリです。「月(にくづき)」は、「肉」という字が横に圧縮されたようなイメージで変形して「月」の形になったもので、肉や身体に関連する漢字を構成する部首です。「月(つき、つきへん)」は、天体の「月」であり、月や時間に関わる漢字を構成します。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「脹よか」ってなんと読む?
「脹よか」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「肉」が「長」ということは、肉の面積が大きい、ということですね…。
<使用例>
「こちらのドレスのデザインは、脹よかな方がお召しになったほうが着映えするかと…」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 脹(ふく)よか です。
「脹(ふく)よか」の「脹」という字、過去に「脹脛(ふくらはぎ)」という出題で扱いましたが、今回は読めたでしょうか? 「長」には「育つ」という意味もあり、同じ「ふくよか」と読む字でも、「膨よか」より「脹よか」のほうがイメージが良いですね。
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本日は、8月29日『焼肉の日』にちなんで、部首に「月(にくづき)」の入った字から、
・脆(もろ)い
・脹(ふく)よか
という言葉の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/農林水産省ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱