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プロフィール


 

名前:ジャン=ポール・ゴルチエ(Jean-Paul Gaultier)
出身地:フランス アルクイユ
生年月日:1952年4月24日

独学でファッションを学び、10代後半からピエール・カルダンのアシスタントに抜擢。1977年に自身の名前を冠したプレタポルテコレクションでデビューを果たします。日本にも縁が深く、初期のジャン=ポール・ゴルチエをオンワード樫山がバックアップしていたことも有名。1997年にはオートクチュール部門のGaultier Parisを設立。2003年にはエルメスのデザイナーに就任し、2010年まで務めました。
映画『キカ』(1993年)、『フィフス・エレメント』(1997年)の衣装デザインや、マドンナのステージ衣装を手掛けるなど、あらゆる方面で才能を発揮しています。
デビュー以来、世界有数のトップデザイナーとして第一線を走ってきたジャン=ポール・ゴルチエですが、2020年にデザイナーを引退することが発表されました。2023年には、半生を描いたミュージカル『ファッション・フリーク・ショー』の日本公演も行われ、9月には公演の舞台裏を描いたドキュメンタリー映画も公開予定。引退後もなお世界のトレンドをリードする存在として注目を集めています。

私生活では、同性愛者であることをカミングアウトしており、フランシス・メヌージュというパートナーがいたものの、1990年に死別しています。

「若いころ」「昔」の写真16選


まずは、ジャン=ポール・ゴルチエの「若いころ」「昔」の写真をピックアップ。

1987年(35歳)第40回 カンヌ国際映画祭

 

1988年(36歳)

 

1990年(38歳)ロンドンにて

右は、ボブ・ゲルドフ。
右は、ボブ・ゲルドフ。

1992年(40歳)

 

1993年(41歳)パリ ファッション・ウィーク

 

1995年11月(43歳)MTV・アウォード

 

1996年11月(44歳)MTV ヨーロッパ・アウォード

 

1998年(46歳)ニューヨークにて

 

1999年10月(47歳)パリ ファッション・ウィーク 春/夏

 

2000年1月(47歳)パリ ファッション・ウィーク オートクチュール 春/夏

左は、レティシア・カスタ。
左は、レティシア・カスタ。

2000年7月(48歳)パリ ファッション・ウィーク オートクチュール 秋/冬

左から、ジャケット・ウィーラー、ジャン=ポール・ゴルチエ、ナジャ・アウアマン。
左から、ジャケット・ウィーラー、ジャン=ポール・ゴルチエ、ナジャ・アウアマン。

2002年(50歳)MTV ヨーロッパ・ミュージック・アウォード

 

2003年7月(51歳)パリ ファッション・ウィーク オートクチュール 秋/冬 

 

2005年7月(53歳)パリ ファッション・ウィーク オートクチュール 秋/冬

 

2007年(55歳)2007 春 オートクチュール ショー

 

2007年(55歳)第24回 ファッション・グループ・インターナショナル・アウォード

 

「映画」衣装デザイン代表作3選


ここからは、チェックしておきたいジャン=ポール・ゴルチエが衣装デザインを手掛けた代表「映画」を3選ご紹介します。

『コックと泥棒、その妻と愛人』(1990年)

ピーター・グリーナウェイ監督のヒューマンドラマ。ジャン=ポール・ゴルチエが初めて衣装デザインを手掛けた作品。

あらすじ:大泥棒のアルバート(マイケル・ガンボン)は、妻のジョジーナ(ヘレン・ミレン)と共に自らが経営するフレンチ・レストランのル・オランデを訪れている。シェフのリチャード(リシャール・ボーランジェ)は粗暴な振る舞いのアルバートを嫌っているが、恐怖から追い出すことはできない。アルバートから虐待を受けているジョジーナは、やがて店の常連客の学者マイケル(アラン・ハワード)と逢引きをするようになるが…。

『キカ』(1993年)

ペドロ・アルモドバル監督のサスペンス映画。出演は、ベロニカ・フォルケやビクトリア・アブリルなど。

あらすじ:メイクアップ・アーテイストのキカ(ベロニカ・フォルケ)は、年下のカメラマン、ラモン(アレックス・カサノバス)と同棲中。そこへ、ラモンの父ニコラス(ピーター・コヨーテ)が、執筆活動のために泊まりに来る。ラモンはキカにプロポーズするが、キカとニコラスは実は浮気をしていて…。

『フィフス・エレメント』(1997年)

中央は、ミラ・ジョヴォヴィッチ。

リュック・ベッソン監督のSF映画。出演はブルース・ウィリス、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ゲイリー・オールドマンなど。

あらすじ:2200年代の地球。世界を救うため科学者たちによって誕生させられたリー・ルー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、脱走したところをタクシー運転手のコーベン・ダラス(ブルース・ウィリス)に拾われる。リー・ルーとコーベンは、世界の危機を救うために必要な石板を求めて異星の歌姫ディーヴァ(マイウェン・ル・ベスコ)のコンサートに向かう。

「パートナー」の話題


同性愛者であることをカミングアウトしているジャン=ポール・ゴルチエ。1970年代に出会ったフランシス・メヌージュと公私共にパートナー関係にありましたが、1990年にフランシスはエイズで亡くなっています。

「男前遍歴」30選


次に、50代後半からの「男前遍歴」をお届けします。天才デザイナーでありながら気さくな人柄が垣間見える、ラフな表情が魅力的です。

2008年7月(56歳)パリ ファッション・ウィーク オートクチュール 秋/冬

 

2010年(58歳)秋冬 メンズウェア・ファッションショー

 

2010年5月(58歳)モスクワ 『リアル・クチュール・ファッションショー』に向けて フォトコール

 

2012年1月(59歳)NRJ ミュージック・アウォード

 

2013年12月(61歳)ミュグレー・フォリーズ バラエティ・ショー プレミア

左から、ローラ、ジャン=ポール・ゴルチエ、アンドレア・ルンブロソ、マイケル・ルンブロソ。
左から、ローラ、ジャン=ポール・ゴルチエ、アンドレア・ルンブロソ、マイケル・ルンブロソ。

2014年1月(61歳)パリ ファッション・ウィーク オートクチュール 春/夏

左は、ディタ・フォン・ティース。
左は、ディタ・フォン・ティース。

2014年3月(61歳)パリにて

 

2014年7月(62歳)パリ ファッション・ウィーク オートクチュール 秋/冬

 

2014年12月(62歳)Le Projet ICCARRE Association Against AIDS 

 

2015年3月(62歳)『ジャン=ポール・ゴルチエ エキシビジョン』プレス プレビュー

 

2015年4月(63歳)第5回  amfAR Inspiration Gala 

左は、Tenl。
左は、Tenl。

2015年7月(63歳)パリ ファッション・ウィーク オートクチュール 秋/冬

 

2016年2月(63歳)ミュンヘン エイズ財団 フォトコール

 

2017年1月(64歳)パリ ファッション・ウィーク オートクチュール 春/夏

 

2017年9月(65歳)トロント ファッション・ウィーク トークイベント

 

2018年5月(66歳)ニューヨーク コスチューム・インスティテュート ガラ

左は、マドンナ。
左は、マドンナ。

2018年7月(66歳)パリ ファッション・ウィーク オートクチュール 秋/冬

 

2019年1月(66歳)パリ ファッション・ウィーク オートクチュール 春/夏 

 

2019年11月(67歳)第24回 Les Sapins De Noel Des Createurs in Paris

 

2020年1月(67歳)パリ ファッション・ウィーク オートクチュール 春/夏

左から、カレン・エルソン、ディタ・フォン・ティース、ジャン=ポール・ゴルチエ、カーリー・クロス。
左から、カレン・エルソン、ディタ・フォン・ティース、ジャン=ポール・ゴルチエ、カーリー・クロス。

2020年9月(68歳)ドキュメンタリー映画『ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン』スペシャルスクリーニング

 

2021年10月(69歳)パリ ファッション・ウィーク 『Love Brings Love』ショー

 

2022年1月(69歳)パリ ファッション・ウィーク オートクチュール 春/夏

 

2022年2月(69歳)舞台『ファッション・フリーク・ショー』発表会

 

2022年2月(69歳)舞台『ファッション・フリーク・ショー』発表会

 

2022年7月(70歳)舞台『ファッション・フリーク・ショー』

 

2022年10月(70歳)第9回 インターナショナル・フィルム・フェスティバル

 

2022年12月(70歳)ファッション・アウォード 2022

左は、ティルダ・スウィントン。
左は、ティルダ・スウィントン。

2023年1月(70歳)『バビロン』パリ プレミア

 

2023年2月(70歳)パリ ファッション・ウィーク  ヴァインサント フロントロウ

 

「現在」の写真3選


デザイナーとしては引退したジャン=ポール・ゴルチエですが、ファッション界を代表するカリスマとしての存在感は未だ衰えていません。
2023年9月には、ミュージカル『ファッション・フリーク・ショー』の舞台裏を追ったドキュメンタリー『ジャン=ポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』が公開予定となっており、日本でも期待が高まっています。

2023年4月(71歳)ローレンス・オリヴィエ賞授賞式

 

2023年4月(71歳)ローレンス・オリヴィエ賞授賞式

 

2023年7月(歳)ミュンヘン『ファッション・フリーク・ショー』

 
この記事の執筆者
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