上品な着こなしで大人気のキャサリン皇太子妃。装いのなかでさりげなく、今は亡きダイアナ元妃へのオマージュを捧げることもあり、その思慮深くスマートなスタイリングでも人々を唸らせています。

ロイヤルらしいワントーンやコートドレスなど、共通点も多い2人の着こなし。エッジー過ぎずクラシカルな装いを好むキャサリン皇太子妃に対して、ダイアナ元妃は高揚感あるトレンドも楽しんでいる印象です。

そんな2人のファッションにフォーカス。今回はこの秋冬の最注目カラー「赤」の装いをピックアップしました。パワフルな2人が堂々と着こなした存在感光るスタイリングをぜひご覧ください。

華やかさ抜群!赤&白のプリントワンピース

■1:キャサリン皇太子妃は…白襟に清潔感と気品が光る!ローズレッドの可憐な花柄

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大胆な赤もローズトーンはやや優しげでフェミニンな印象。

2020年9月15日、イギリスのロンドン・ブリッジ・ジョブセンターを訪問。ビューラ・ロンドンのワンピースは、白の襟、細長い袖口が付いた7分丈のバルーン型の袖、隠し前立てのフロント、ミドル丈のAラインスカートなど、こだわりのディテールが散りばめられたデザインです。ローズレッドのシルククレープ生地に施された、愛らしいピンクの花柄のプリントがロマンティック!

■2:ダイアナ元妃は…ライジングサンをイメージ!ポルカドットのアイコニックなルック

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バッグ&シューズも赤で統一。

1986年5月9日、日本の京都にある修学院離宮を訪問。大きな赤い水玉模様が描かれたワンピースを着用しています。80年代らしいしっかりとしたショルダーラインが水玉の甘いイメージをシャープで辛口な印象に昇華。ドット柄がお気に入りだったダイアナ元妃ですが、このルックはなかでもアイコニックでインパクトのある装いですね!

ポジティブな印象を後押しするジャケットコーデ

■3:キャサリン皇太子妃は…ヴィンテージジャケットを着用!明るい日差しに似合う赤白配色

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土地の空気感にマッチするシェルとパールのイヤリングで、顔まわりを華やかに。

2022年3月22日、カリブ海ロイヤルツアーのため、ベリーズからジャマイカに向けて出発する際のスナップです。イヴ・サンローランのベルト付きジャケットに白のワイドパンツを合わせて。実はこのジャケット、皇太子妃が大学時代に購入したものなのだとか。パンプスとバッグも白で統一して、ジャケットの美しい朱赤を際立てています。

■4:ダイアナ元妃は…赤のパワースーツでエンパワメント

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バッグの艶が着こなしにスタイリッシュさをプラス。

1996年、HIV(エイズ)チャリティ活動の立ち上げの際にはキャサリン・ウォーカーによるセットアップを着用。赤は、HIVとともに生きる人々への支援と意識を表す世界共通の色です。バッグはレディ・ディオール。外出するたびに愛用したこのバッグは彼女を象徴するアイテムの一つでもあります。

艶やかなデコルテを強調!ショルダーコンシャスなドレス

■5:キャサリン皇太子妃は…軽やかなオフショルダーでガーデンパーティへ

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足元はプラダによるスカラップストラップのサンダルでモダンに。

2017年7月19日、ドイツ・ベルリンで英国大使公邸にて。アレキサンダー・マックイーンによるオフショルダーのマキシドレスを着用しています。シフォン生地がオープンエアのイベントに似合う軽快さ。リボンで仕上げた肘丈の袖や、オフショルダーのネックラインにあしらわれたスカラップ状のフリルで、フェミニンなスタイルを完成。

■6:ダイアナ元妃は…モダンさが漂う大胆ワンショルダー

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肌見せのバランスが今っぽい。

1988年11月、フランス・パリの英国大使館で、駐フランス英国大使主催の夕食会に出席。キャサリン・ウォーカーの赤と黒の花柄のドレスで登場しました。ボディに横方向に入ったドレープがドレスに優雅な表情を添えて。ジュエリーはダイヤモンドを選び、白い輝きで上品に仕上げています。

小さくてもインパクト大!赤のアクセント

■7:キャサリン皇太子妃は…赤のクラッチ&パンプスでドラマティックな切れ味を

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耳元にはパールをあしらい品よくまとめています。

2016年9月25日、カナダのバンクーバー・ハーバー・フライトセンターに到着した際の装いです。カナダ国旗からインスパイアされたと思われる配色。白のワンピースは、アレキサンダー・マックイーンによるカスタムピースです。ミュウミュウの赤いスエードバッグと同じトーンのヒールが、ロマンティックなワンピースを引き締め、大人の洗練を添えています。

■8:ダイアナ元妃は…ボールドカラーのアクセントで小気味よく

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赤の差し色で都会的なエッセンスをプラス。

1985年6月30日、白いブラウスに青い花柄のペンシルスカートを合わせてサイレンセスター・パーク・ポロクラブでの試合に出席。大きな襟は元妃が80年代にお気に入りだったスタイルです。赤いベルトとフラットシューズでフェミニンなスパイスをオン。赤に挑戦したいけれど悪目立ちしないか不安…そんな人は、元妃のようにベルトや足元などの小物から取り入れるのがおすすめです。


キャサリン皇太子妃とダイアナ元妃の「赤」スタイルをご紹介しました。ピンク系からオレンジ系までトーンも様々な赤。自分にフィットする色味を選んで、そのポジティブなパワーを秋冬の着こなしに取り入れてみては?

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子