上品な着こなしで大人気のキャサリン皇太子妃。装いのなかでさりげなく、今は亡きダイアナ元妃へのオマージュを捧げることもあり、その思慮深くスマートなスタイリングでも人々を唸らせています。

ロイヤルらしいワントーンやコートドレスなど、共通点も多い2人の着こなし。エッジー過ぎずクラシカルな装いを好むキャサリン皇太子妃に対して、ダイアナ元妃は高揚感あるトレンドも楽しんでいる印象です。

そんな2人のファッションにフォーカス。今回はいつもと違う空気感と、それを楽しむ大人の余裕を感じさせる「海外公務での装い」をピックアップしました。オーストラリアやパキスタンなどで魅せたスタイリングをぜひご覧ください。

大自然に映える!フィット&フレアな白ワンピース

■1:キャサリン皇太子妃は…なじみグレーが雄大な景色と品よくマッチ

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息子のジョージ王子とともにオーストラリアとニュージーランドを初の海外公式訪問。

2014年4月22日、オーストラリアで日没時にエアーズロックの前にて。ホブズのグレー&白のワンピースとウェッジソールのシューズを着用しています。膝上丈のスカートで軽快に。白のベルトでウエストマークしてバランスアップも叶えています。

■2:ダイアナ元妃は…清々しさ満点!可憐なホワイトワントーン

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サファリルックのチャールズ皇太子(当時)とも好相性な白コーデ。

1983年3月21日、オーストラリア公式ツアー中に、こちらもエアーズロックの前で。ポプリンのようなパリッとした素材に清潔感漂うワンピース。ふんわり袖とスクエアネックのガーリーなディテールを共布のベルトでキリッと引き締めて。ショルダーバックも白を選び、ドライな風景にひときわ映えるスタイルを完成。

パキスタンの民族衣装はターコイズをセレクト!

■3:キャサリン皇太子妃は…鮮やかカラーとゴールド刺繍でラグジュアリーに

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ウィリアム皇太子と共に靴を脱いで移動。

2019年10月17日、パキスタンのラホールにあるバドシャヒ・モスクを訪問。ラホールで最も象徴的なイスラム遺跡で、城壁都市の中心部にあります。肌の色を美し引き立てるターコイズブルーのチュニックとパンツ、ショールを選択。ゴールド刺繍やトリミングがエレガンスを高めています。

■4:ダイアナ元妃は…爽やかさとノーブルさ引き立つブルーのグラデーション

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足元にブルーをリピートし統一感あるコーディネートに。

1997年5月22日、パキスタンのラホールに、シャウカット記念病院を支援するため訪問。キャサリン皇太子妃と似たターコイズブルーながら、ロイヤルブルーのトリミングや柄があしらわれて清々しい雰囲気です。存在感あるゴールドのイヤリングで顔まわりに品格を添えています。

華やぎ&リラクシングなフローラルワンピース

■5:キャサリン皇太子妃は…ロケーションにフィットした花や動物のモチーフ

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ウェッジソールのエスパドリーユで透け素材ワンピースの軽やかさを後押し!

2016年4月12日、インドのグワーハーティーにあるカジランガ国立公園のディプル・リバー・ロッジで開催されたビフ・フェスティバル祝賀会に出席。アナ・スイのシルクシフォンとツイルのマキシワンピースを着用しています。国立公園の雰囲気に似合う、花や動物のモチーフが特徴。刺繍のトリミングでどことなく民族調な一着です。

■6:ダイアナ元妃は…水彩画のような鮮やかさ!ハッと目を引く主役級プリント

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手元にはゴールドをレイヤードして洗練をひと匙。

1990年3月19日、ナイジェリア・ポートハーコートの農村ウムアグバイを訪問。白ベースに赤の花が大胆に描かれたワンピースはストンとしたシルエットで、プリントの存在感を引き立てます。ふんわり袖と腰の下から控えめに広がるフレアがフェミニン。足元はワンピースの色味とリンクする白で軽快にまとめて。


キャサリン皇太子妃とダイアナ元妃の「海外公務」スタイルをご紹介しました。その土地の空気感に寄り添い、いつもと違うおしゃれを楽しむのも旅の醍醐味かもしれませんね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子