「凸柑」ってなんと読む?「とつかん」ではありませんよ!
本日はまず、いきなり1問目のクイズに挑戦していただきます。
【問題1】「平兵衛酢」ってなんと読む?
「平兵衛酢」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:宮崎県日向市で生産される柑橘類で、スダチやカボスのように薬味、調味料として用います。
<使用例>
「平兵衛酢は種が少なくてジューシーだから、小さくてもたっぷり使えていいわね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 平兵衛酢(へべす) です。
実は明日、9月6日は『へべすの日』という記念日に制定されています。「平兵衛酢(へべす)」が木に実っている形が「9」「6」のようである、ということにちなんでおり、この果実の認知度を高め、生産振興と消費拡大を促す…という目的で制定されました。平兵衛酢、というユニークなネーミングは、江戸時代末期に、山の中でこの柑橘の自生樹を発見した人物の名前にちなんでいて、実の特徴としては、皮が薄くはは種が少なく果汁が多い、かつ、酸味がまろやかでさわやか…という点があげられるそう。ぜひ、食べてみたいですね。
さて、2問目も、柑橘類にちなんだクイズです。
【問題2】「凸柑」ってなんと読む?
「凸柑」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:甘味があって香りの良い、デザートとしてお馴染みの柑橘類の名前です。
<使用例>
「最新のブランド柑橘もいいけれど、私、昔ながらの、さくっとして香りのいい凸柑が大好きなのよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 凸柑(ぽんかん) です。
「凸」という字は「トツ」「でこ」と読みますが、「凸柑(ぽんかん)」という独特の読み方にも歴史があり、辞書にも掲載されている例がございますので、覚えておくとよさそうです。
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本日は、9月6日、『へべすの日』のご紹介とあわせ、
・平兵衛酢(へべす)
・凸柑(ぽんかん)
という、ふたつの柑橘類の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱