平年より気温が高い日が続きますが、ファッションは既に秋シーズンに突入しています。おしゃれの秋支度を始めるには、一枚さらりと着るだけでスタイリッシュに決まるワンピースが頼れる味方に! そんな“着映え力”の高い洗練されたデザインを人気ブランドから厳選し、シリーズ企画でご紹介します。
今回注目するのは「エブール(ebure)」の秋冬らしい素材を用いたワンピース。ほっこりしがちなウールやコーデュロイをエレガントにクラスアップさせたデザインは要マークです。
■1:微光沢カシミア混ウールが上品。端正なタイ付きシャツワンピ
ほんのり光沢のある薄手のカシミア混ウール生地を用いたシャツワンピース。アコーディオンプリーツのスカート部分にはたっぷりと生地が使われ、歩くたびにふわりと揺れ動きます。トレンドでもある細いタイを共布でプラス。旬をさりげなく取り入れられるうえ、リボン結びにするなどのアレンジも可能です。小ぶりな胸ポケットも程よいアクセントに。
背中やウエストの切り替え位置が高めのため、マキシ丈でも後ろ姿はすっきり。裏地が付いているので着心地もよく、タイツを履いても脚にまとわりつく心配もありません。
タイを外せば、シャープなシャツワンピースに。ボタンが表に出ない比翼仕立ても、スマートかつ品のいい印象を高めるデザインです。
■2:洗練されたデザインでコーデュロイのカジュアル感を払拭!
ゆったりとボディを包むバンドカラーのワンピースは、ソフトな風合いのコーデュロイが優しいムード。比翼仕立てのフロントボタンは首元まできっちりと閉じるタイプではないため、ネックラインにこなれた抜け感が生まれます。さらにカフスのボタンも見えないデザインのため、カジュアル感が抑えられエレガントです。
ポイントになっているのが、ウエストの共地テープのライン。軽く絞られたウエストから裾に向かって広がるフレアシルエットを美しく引き立てます。
身頃に被さるようにデザインされたラグランスリーブの肩口に施された深いタックが、トレンドのボリュームシルエットを導くと共に、上半身を表情豊かに演出します。
暖かみのある素材を「エブール」らしく洗練されたデザインに仕上げたワンピース。シンプルなようでいて、スタイルアップして見せる工夫も随所に施された優秀アイテムです。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- PHOTO :
- 小林美菜子
- WRITING :
- 津島千佳
- EDIT :
- 谷 花生(Precious.jp)