「千重波」ってなんと読む?「せんじゅうなみ」ではありません!

明日・9月18日は、令和5年の『敬老の日』ですね。現在、『敬老の日』は9月の第3月曜日となっています。文字通り、お年寄りを敬う日ですが、年齢を重ねることを波にたとえた「年波」という言葉がございますね。そこで本日は「重」「波」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「重波」ってなんと読む?

ヒント:「次々と起こる波。また、波が続いて寄せるように、あとからあとから続くさま」という意味の言葉です。

<使用例>

「あのころは、重波のごとく事件が続いた、めまぐるしい日々でしたねぇ」

「頻波」とも表記します。
「頻波」とも表記します。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 重波(しきなみ) です。

ちょっと難しかったですね。読めたでしょうか?
ちょっと難しかったですね。読めたでしょうか?

「頻波(しきなみ)」とも書くので、「重波(しきなみ)」は、「頻りと重なる波」という意味の当て字でしょう。…というところで、2問目にまいります。

【問題2】「千重波」ってなんと読む?

「千重波」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「いくえにも重なりあって押し寄せる波」という意味の言葉です。

<使用例>

「心が乱れているとき、この場所でしばらく千重波を眺めると、落ち着くの」

かな4文字です。
かな4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 千重波(ちえなみ) です。

「重波(しきなみ)」より単純な読み方ですね。

「重波(しきなみ)」は「次々と起こる波。または、そういう波のようなようすをたとえていう語」であり、「重」という字は「重なって次々と湧き起こる波や、波のように重なり起こる事象」にかかりますが、「千重波(ちえなみ)」は「いくえにも重なりあってよせる波」を表現した言葉で、「重」という字が「重なりあって寄せる波の形状」にかかっています。

***

本日は、9月18日令和5年の『敬老の日』にちなんで、

・重波(しきなみ)

・千重波(ちえなみ)

の読み方、意味をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
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小出 真朱