今、個性あふれる日本のホテルが面白い!今訪れたい、「デスティネーション・ホテル」|この秋は、自分の希望がかたちになった場所へ

あぁ、旅に出たい。やっと自由にどこへでも行ける、という解放感と共にこの秋、旅への熱はますます高まっているのではないでしょうか。

日本の風土を味わう一棟貸しや、地域密着型リゾート、心躍る体験型施設や日本初上陸のラグジュアリーホテルまで。今、世界が注目する「デスティネーション=目的地」は日本のホテル、といっても過言ではありません。豊かな自然や絶景を堪能しに、そこでしか味わえない食を求めて、アートや建築を愛でに、ひとり静かな時間を過ごしに…。

今回は、京都・祇園の白川沿いに佇む、スイート9室のみのスモールラグジュアリーホテル「THE SHINMONZEN(シンモンゼン)」をご紹介します。

京都・祇園「THE SHINMONZEN」の巨匠のモダンフレンチ

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古美術の街としても知られている新門前通りに位置する。

京都・祇園の白川沿いに佇む、スイート9室のみのスモールラグジュアリーホテル「THE SHINMONZEN(シンモンゼン)」。

周囲になじむ和の建築は安藤忠雄氏が手掛け、フランスの人気インテリアデザイナー、レミ・テシエ氏が館内インテリアを担当。各部屋と館内には、ダミアン・ハーストや杉本博司、ルイーズ・ブルジョワ、ゲルハルト・リヒターなどの現代アートコレクションが定期的に入れ替えられながら飾られています。

こちらのホテルは、南仏プロヴァンスのワイナリー「シャトー・ラ・コスト」にある「ヴィラ・ラ・コスト」の姉妹ホテル。世界的なホテリエであるオーナーが京都に魅せられ、10年以上の歳月をかけ、昨年4月に開業しました。

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シェフの動きが見渡せるカウンターが印象的なダイニング。

まるで友人の家に招かれたように、くつろいだ気分で美食とワイン、アートを楽しめることがコンセプトの「シャトー・ラ・コスト」同様、「THE SHINMONZEN」にも、今年3月、メインダイニング「Jean-Georges at The Shinmonzen」がオープン。

アートとワインと美食を楽しむ、大人の京都ステイ

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世界で活躍するモダンフレンチの巨匠、ジャン-ジョルジュ氏「食材、文化、歴史…京都が大好きです!」

世界で活躍するモダンフレンチの巨匠ジャン-ジョルジュ氏が手掛けるコースは、アミューズからデザートまで、地元の食材と和のテイストを取り入れた、アートのような美しさ! もちろん、極上ワインとのペアリングも楽しめます。また、世界で2か所でしか提供されないジャン-ジョルジュ氏の朝食がいただけるのも楽しみのひとつです。

京都・祇園「THE SHINMONZEN」のモダンフレンチ
京都丹波産平井牛フィレ肉のキャラメリゼ
京都・祇園「THE SHINMONZEN」のモダンフレンチ
とうもろこしのアニョロッティ
京都・祇園「THE SHINMONZEN」のモダンフレンチ
甘鯛とヘーゼルナッツとコリアンダー

シェフが大好きだという京野菜がふんだんに取り入れられ、季節ごとに内容は変わる。コースは、ディナー6コース¥18,000、8コース¥24,000、ベジタリアンコース¥18,000。ランチコース(¥9,000)もある。


京都・祇園「THE SHINMONZEN」
 

ダイニング併設のバーカウンター。常時3,000本以上のワインが揃う。

京都・祇園「THE SHINMONZEN」
 

白川を望むバルコニーと障子が調和した、くつろぎの客室。2階の1ベッドルームスイートWASHI。


【DATA】京都・祇園「THE SHINMONZEN」

住所/京都府京都市東山区新門前通西之町235
TEL:075-533-6553
MAIL:contactus@theshinmonzen.com
¥224,090〜(1泊1室料金、2名分の朝食付き、税・サ込み、京都駅からのプライベートトランスファー込み)
公式サイト:https://theshinmonzen.com/

●おすすめの過ごし方

建仁寺・両足院での座禅体験や、高台寺・塔頭の岡林院でのサウンドヒーリングほか、案内付きで古美術商を訪ね歩く散策など、さまざまなエクスペリエンスがあるので、トライしてみても。

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EDIT&WRITING :
田中美保、古里典子(Precious)