「恩盗人」ってなんと読む?「おんとうじん」ではありませんよ!
明日・10月7日は『盗難防止の日』。日付は「10(とう)7(なん)」の語呂合わせで、一般社団法人日本損害保険協会が制定した記念日です。家屋侵入盗難、自転車盗難など、あらゆる盗難被害を防ぎ、その犯罪をなくそうと、全国で盗難防止の啓発運動などが展開されるそう。みなさまも改めて、身の回りのセキュリティチェックをなさってみてくださいね。ということで本日は「盗」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「恩盗人」って何と読む?
「恩盗人」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:こう言われたくない言葉です。
「先生にあんな態度をとるなんて、あの人は、とんだ恩盗人ね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 恩盗人(おんぬすびと) です。
「花盗人(はなぬすびと)=花泥棒」「穀盗人(ごくぬすびと)=ごくつぶし」など、日本語には「盗人(ぬすびと)」と付く言葉がいろいろございますが、「恩盗人(おんぬすびと」は、「恩を受けながら、それを忘れて報いない人」を罵(ののし)る言葉で「恩知らず」の同義語です。
さて、2問目は慣用句のクイズです。
【問題2】慣用句「骨を盗む」の「骨」とは何?
慣用句「骨を盗む」の「骨」とは、なんのことでしょうか? 以下の選択肢の中から正しいものを選んでください。
1:人や動物の遺骨
2:苦労や手間
3:極めて大切なもの
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 2:苦労や手間 です。
慣用句「骨を盗む」は、「他人の苦労を無にする」また「(本人が)苦労するのを嫌がって、怠ける」という意味です。つまり、この場合の「骨」は、「苦労や手間」を意味しています。
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本日は、10月7日『盗難防止の日』にちなんで、「盗」という字の入った日本語から、
・恩盗人(おんぬすびと)
の読み方と、
慣用句の
・骨を盗む
の意味をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱