上品な着こなしで大人気のキャサリン皇太子妃。装いのなかでさりげなく、今は亡きダイアナ元妃へのオマージュを捧げることもあり、その思慮深くスマートなスタイリングでも人々を唸らせています。

ロイヤルらしいワントーンやコートドレスなど、共通点も多い2人の着こなし。エッジー過ぎずクラシカルな装いを好むキャサリン皇太子妃に対して、ダイアナ元妃は高揚感あるトレンドも楽しんでいる印象です。

そんな2人のファッションにフォーカス。今回はシーズンレスにまとえる「ロングプリーツスカート」の装いをピックアップしました。2人のエレガンスが際立つスタイリングをご覧ください。

トレンドカラー「赤」が目を引く!モダンでフェミニンな着こなし

■1:キャサリン皇太子妃は…ミニマルが洗練のカギ!ドラマティックワントーン

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ウェーブの効いたダウンヘアが装いをグラマラスに盛り上げています。

ロンドンで開催された英国アカデミー賞に出席。 赤のアンサンブルを着用しています。大胆カラーもタートルネックの長袖ニットにロングのプリーツスカート、の余計なデザインのないミニマルな組み合わせで華美過ぎず、モダンな雰囲気。ニットはカシミア、スカートはサラッとしたポリエステルで異なる素材感がワントーンでも装いにリズムを授け、単調になるのを回避しています。バッグ&シューズはベージュで馴染ませ、赤を際立たせて。

■2:ダイアナ元妃は…ネックラインに少量添えてスポーティフェミニンに

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(左から)ダイアナ元妃、ハリー王子とウィリアム王子(当時)。

1991年、ロンドンのアールズコート・エキシビションセンターで開催されたロイヤルトーナメントの式典に出席後、会場を去る際の一枚です。白のトップス&プリーツスカートに真鍮のボタンが付いたボクシーな黒ジャケットを羽織って。バイカラーのシューズと黒のベルトが白にキリッと切れ味を添えています。首元の赤が効いて、どこなくスポーティな配色。上下白に黒のロングなジャケット、のコントラストでスッキリ見えも叶えています。

スカート&シューズを白で揃えて軽やかに!清々しいコントラストを堪能

■3:キャサリン皇太子妃は…ミントグリーンの爽やかさを白スカート&小物でさらにアップ

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白のバッグ&パンプスが装いに馴染みながら軽やなメリハリをオン!

ウィンブルドンテニス選手権2日目に出席。爽やかな白のプリーツスカートと鮮やかなミントグリーンのジャケットを着用しています。ジャケットは、ダブルブレストに対照的な白のトリムがあしらわれたデザイン。クラシックなピークドラペル、パッド入りの肩といったディテールを備えています。かっちりとしたジャケットを優美に揺れるプリーツスカートが柔らかくまとめて。

■4:ダイアナ元妃は…ペールブルーの優しさをキープしつつキレよくまとめて

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クリームトーンのまろやかな白で落ち着いた雰囲気。

アルゼンチンを訪れた際の装いです。白のトップスとプリーツスカート、パンプスにペールブルーのジャケットを合わせています。淡く繊細なカラーには、黒などダークなトーンでなく、白を選ぶと軽やかにメリハリを効かせることができます。ダブルのジャケットの、ボクシーなシルエットにプリーツスカートが柔らかさを添え、フェミニンなスタイルを完成。

ツートーンでスタイリッシュに!モダンな配色で洗練漂うコーディネート

■5:キャサリン皇太子妃は…異素材ミックスと黒のアクセントでシックさを高めて

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パールとダイヤモンドのドロップイヤリングで顔まわりも華やかに。

2023年6月20日、ナショナルポートレートギャラリーのリオープンに登場。最近のお気に入りブランド、セルフポートレートによる一着は、ツーピースのように見えて実はワンピース。ツイードの身頃と、流れるようなシフォンスカートを組み合わせたスタイルです。ジャケットの袖口とポケットにはブラックとメタリックシルバーのトリムが施されています。フロントの同色のボタンがシックさをアップ。黒のクラッチバッグとパンプスでキリッと引き締めて、ふんわりスカートを知的な着こなしに高めています。

■6:ダイアナ元妃は…ボーダーニットを優美な表情にドレスアップ

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ローウエスト風の着こなしが今また新鮮!

ノッティングヒルにあるウェザビースクールを後にする姿をキャッチ。ボーダー柄のニットは白のトリムがあしらわれたデザインと、長めの丈が特徴です。トリムのカラーに合わせて白のプリーツスカートをスタイリングし、アンサンブル風に。ベーシックなボーダーにプリーツスカートで女らしさを添えて、プレーンながら華のある装いを完成。


キャサリン皇太子妃とダイアナ元妃の「ロングプリーツスカート」スタイルをご紹介しました。縦ラインを強調するプリーツでスッキリ見えも叶える心強い味方。Tシャツのカジュアルコーデから、ジャケットのきちんとした装いまで許容範囲の広さも魅力です。2人を参考に、端境期の着こなしにぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子