「真名文」ってなんのこと?何の反対語?
明日・11月3日は『文化の日』、そして三連休が始まりますね。本日は「文」という字の入った三文字熟語の日本語クイズをお送りします。
【問題1】「真名文」の反対語は?
「真名文」の反対語「〇〇文」の〇〇に入る、漢字二文字の言葉をお答えください。
ヒント:「真名文」は「漢字で書き記した文。漢文」を言う言葉です。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 仮名文(かなぶみ) です。
「仮名(かな)」という言葉は、当たり前のように使用しておりますね。「平仮名(ひらがな)」「片仮名(かたかな)」など、「日本で発生、発達した音節文字」が「仮名(かな)」です。この反対語が、古代中国から渡来した「真名(まな)」、つまり「漢字」になります。「仮名(かな)」の反対語は「真名(まな)」、豆知識として覚えておきましょう。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「流水文」ってなんと読む?
「流水文」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「流水をかたどった文様」のことで、数条の平行線をS字状に連ねた幾何学的なものと、絵画的に水の流れを表したものがございます。
<使用例>
「この連休のお出かけに、流水文にもみじの柄のお着物を着ていくのは、ちょっと遅いかしら?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 流水文(りゅうすいもん) です。
「〇〇文」と書く日本語には、文章に関連したものだけでなく「文様(もんよう)」を意味するものが多数ございます。格子文(こうしもん)、七宝文(しっぽうもん)、鱗文(うろこもん)などなど…和の伝統柄の名称の後ろに「文」とついていたら、「もん」と読むもの、と心得ておきましょう。
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本日は、11月3日『文化の日』からの三連休にちなんで、「文」という字の入った三文字熟語から、
・真名文(まなぶみ)⇔仮名文(かなぶみ)
という反対語の知識と、
・流水文(りゅうすいもん)
の読み方などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱