「鳳声」ってなんと読む?「おおとりごえ」ではありませんよ!
明日・11月12日は『AI音声活用の日』です。人工知能(AI)による音声技術の進歩と普及を祝い、その重要性を理解し、新たな活用の可能性を探究する、という目的で制定された記念日だそう。…ということで本日は、「声」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「鶴声」ってなんと読む?
「鶴声」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「相手を敬って、その言葉を言う語」で、手紙などに用いる言葉です。
<使用例>
「このたびの御鶴声、確かに承りました」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 鶴声(かくせい) です。
「鶴」は、あとに付く言葉をほめ称える美称で、「鶴声(かくせい)」は、「素晴らしいお声」というようなニュアンスです。ほかの美称の例では、「玉稿(ぎょっこう)=りっぱな原稿」に使われる「玉」などがございます。そして、「鶴声(かくせい)」は、主に手紙などの文章で、相手の音信、伝言などを表現する言葉で、「御鶴声ありがとうごさいます(=おたよりを賜りありがとうございます)」「どうぞ〇〇さまにも御鶴声賜れば幸甚に存じます(どうぞ〇〇さまにもご伝言いただけると大変ありがたいです)」というように使います。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「鳳声」ってなんと読む?
「鳳声」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「鶴声(かくせい)」と同じように使う言葉です。
<使用例>
「このたびの御鳳声、確かに承りました」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 鳳声(ほうせい) です。
「鳳声(ほうせい)」も、「相手をうやまって、その伝言や音信を言う語」で、「鶴声(かくせい)」と同じ使い方ができ、また「貴人など高貴な人の声」という意味もございます。
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本日は、11月12日の『AI音声活用の日』にちなんで、「声」という字の入った日本語から、
・鶴声(かくせい)
・鳳声(ほうせい)
の読み方、言葉の背景をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『日本大百科全書(ニッポニカ)』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱