誤読注意!「上背」ってなんと読む?「じょうはい」などと読まないように!
明日・11月14日は『いい上司(リーダー)の日』。日付は1114(いい上司)の語呂合わせです。週明けの月曜日、職場での話題にしつつ、上司の方に日ごろの感謝をさりげなくお伝えすると、気持ちのよい1週間になるのではないでしょうか? ということで本日は「上」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「上背」ってなんと読む?
「上背」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「身長。身の丈」という意味の言葉で、「背が高い」という意を含めて使います。
<使用例>
「上背がある上に、あんなにスタイルが良かったら、モデルにでもなれそうよね?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 上背(うわぜい) です。
「背」という字の訓読みは「せ」のイメージが強いですが、「背高(せいたか)」という言葉があるように、「せい」とのばす読み方もございます。これが濁って使われているのが「上背(うわぜい)」です。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「上びる」ってなんと読む?
「昼日中」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「上品になる。上等になる」という意味の言葉です。
<使用例>
「彼はずいぶん上びてきたわね。例の、憧れの上司の影響かしら?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… じょうびる です。
「下卑(げび)る」という言葉は知っていても「上(じょう)びる)」は知らなかった…という方も多いでしょう。「上びる」は「上(じょう)」に、接尾語の「びる」がついた言葉で、「下卑る」も構成は同じ、つまりもともとは「下びる」と表記しました。意味合いから、いつしか「卑」の字が当てられた形です。
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本日は、11月14日の『いい上司(リーダー)の日』にちなんで、「上」という字の入った日本語から、
・上背(うわぜい)
・上(じょう)びる
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『日本大百科全書(ニッポニカ)』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱