元国際通貨基金(IMF)専務理事(女性として初就任)であり、フランスの元財務大臣でもあるクリスティーヌ・ラガルド。アメリカの経済誌『フォーブス』では世界最強の女性30に選出されたこともある、世界で最もパワフルなリーダーのひとりであり、またマネー界きってのファッション通としても知られています。パリファッションウィークではフロントロウに華を添え、シャネルブティック・モスクワ店のオープニングに駆けつけるなど、世界じゅうでその洗練された存在感を放っています。今回は、そんな彼女の「ロングブーツ」スタイルにフォーカス。人気再燃のアイテム、フレンチシックな67歳はどのように着こなしているのか? 思わずまねしたくなる、その着こなしを紐解いていきましょう。
■1:オールブラックに馴染むスエード&太筒タイプ
フランス・パリで新年最初の週次閣議を終え、退席する際のスナップです。年始らしいフォーマル感高めのブラックスタイル。ツイードのジャケットとワンピースのアンサンブルは広めに開いたラウンドネックや袖口の広がりでフェミニンな印象です。足元はストレートな太筒シルエットのブーツをセレクト。スエード素材なので黒ストッキングの延長線のように脚に馴染みます。お仕事シーンでロングブーツを履くのに抵抗があるひとは、こんな悪目立ちすることなくモダンに仕上げてくれる一足がおすすめ。
■2:美脚を演出するストレッチ素材のニーハイブーツ
財務大臣時代、エリゼ宮にて。レザーとストレッチ素材を組み合わせた、アイコニックなニーハイブーツを着用しています。やはり黒ストッキングを仕込むことでさらに脚に溶け込み圧倒的な着映え力を発揮。膝上ミニ丈のタイトスカートを、大人に似合うスタイリッシュかつモードな雰囲気に更新しています。
■3:脚のラインにフィットしてエレガントに着映えるスエードヒールブーツ
アメリカ・マサチューセッツ州のウェルズリー大学で開催されたオルブライト研究所プレゼンツ「公開対話:世界的不平等への対処」で講演。リラックスした雰囲気のソファのセッティングは足元が目立つちますが、スリムなロングブーツでスッキリ引き締まった美脚をアピール。ここでも黒ストッキングに寄り添うスエード素材を選んでいます。高めのヒールやセンターに入ったシームが膝下をスッと美しく見せ、洗練されたムードに。服は着席スタイルに相応しく、スカーフやネックレスで上半身を盛り上げた装いです。
欧州中央銀行総裁、クリスティーヌ・ラガルドのブーツスタイルをお届けしました。お仕事シーンに取り入れるなら、脚に溶け込み着こなしをシックに導く、ブラックスエード一択で。彼女のように黒ストッキングと合わせるのがおすすめです。ぜひご紹介したコーディネートを参考に、ビジネススタイルを活性化してはいかがでしょうか。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田朝子