「状(○○ち)」…なんと読む?わかれば納得!の読み方です!

明日・11月20日は『タブレット通信教育の日』。専用のタブレットだけで学ぶ通信教育を展開する企業が制定、一般社団法人日本記念日協会が認定した記念日です。この場合の「タブレット」は、ネットにアクセスできる「タブレット端末」のことですが、四角い板状の端末を「タブレット」と呼ぶのは、古代、文章を記すために使った石板を意味するラテン語「tabura」に由来します。有名なところでは、モーセの『十戒』などが石板「tabura」に刻まれていました。「タブレット端末」は、石板のような形状を指してそう呼ばれるわけです。ということで、本日は「形」「状」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「鬼の形相」ってなんと読む?

「鬼の形相」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「鬼のような恐ろしい顔つき」という意味の言葉です。

<使用例>

「子どものころ、お行儀がなっていないと、祖母に鬼の形相で叱られたものよ」

「形相」…なんと読む?
「形相」…なんと読む?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 鬼の形相(ぎょうそう) です。

「形相(ぎょうそう)」という言葉の詳細については、解説をお読みください。
「形相(ぎょうそう)」という言葉の詳細については、解説をお読みください。

「形相」という表記は、「外面的な形」という意味や哲学用語などでは「形相(けいそう)」とも読みます。が、現代は、出題の「形相(ぎょうそう)」と読む例が大変多くなっています。「形相(ぎょうそう)」は「顔つき。姿」を意味する言葉ですが、現在は特に「恐ろしい顔つき」を意味する言葉として、「鬼の形相」のほか、「憤怒の形相」「嫉妬を露わにした形相」などと使われます。

さて、2問目は「状」という字の日本語クイズです。

【問題2】「状」ってなんと読む?

「状」の読み方として正しくなるよう、「〇〇ち」の〇に、それぞれ1文字ずつかなを入れて完成させてください。

ヒント:「ものの様子や姿。また、ありさまや趣き」という意味の言葉です。

〇〇に入るかなは?
〇〇に入るかなは?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 状(かたち) です。

「状」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)です。

「状」は「形。姿」と、「様子。ありさま。成り行き」を意味する字ですので、「状(かたち)」という読み方もあるのです。またこの字には「書きつけ。手紙」という意味もあり、もうひとつ、訓読みで「状(かきつけ)」という読み方もございます。

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本日は、11月20日『タブレット通信教育の日』にちなんで、「形」「状」という字の入った日本語から、

・形相(ぎょうそう)

・状(かたち)

の読み方をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『広告朝日』ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
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小出 真朱