見ただけでなんだか甘やかで、優しい気持ちになれる色、ピンク。ただ、大人の女性が実際にお洋服で着こなすとなると、若い頃のようにはいかず、どのように着こなせばいいのか?イメージしづらいもの。実はピンクの服は「合わせる服の色」によって、さまざまな表情を見せてくれます。
メリハリをつけた色合わせで切れよく見せたり、また同じ淡トーンで絶妙なニュアンスを香らせたり……。本稿では、春らしく華やかで品のいい、ピンクを使った配色コーディネートをお見せします。どれも身にまとうだけで幸せ感が高まるので、着こなしの参考にしてください!
■1:春顔ボーダーとの合わせで軽やかに見える「ピンク×ネイビー」
強めのピンクパンツには、迫力ある太めボーダートップスが好相性! インパクトがあるボーダートップスには鮮やかピンクのパンツを合わせ、強さのバランスをとってみましょう。印象的な大人のマリンを楽しむことがポイントです。
■2:女らしさが香るジューシーな色合わせ「ピンク×イエロー」
いつもなら同じトーンのベージュピンクで無難になじませるところを、今春は瑞々しく明るいイエローを選択して、遊び心あふれる色合わせに。シトラスイエローは、淡めピンクを引き締めて清々しい印象を生む爽やかな色。ピンクと組み合わせると爽やかさが際立って、スタイリッシュになります。バッグと靴は、全身をつなげる役目のベージュが正解です。
■3:リラックス感と上級センスを印象づける色合わせ「ピンク×ミントブルー」
こちらは、クールなパンツの色味に優しい女性らしさを添える、ピンクのカシミヤウールの風合いがポイント。上質なカシミヤウールのやわらかさを表現するのに最適な、ペールピンク。麻と綿のシャリ感のあるパンツを合わせ、今春のリラックスした雰囲気に。甘いピンク×涼しげなブルーで色味とテイストをミックスさせれば、こなれた余裕のあるコーディネートに。
■4:スポーティかつフェミニンで今っぽさが光る「ピンク×アイボリー」
最後は今春、ぜひ取り入れたい大人のスポーツテイストです。ブルゾンはパワフルなピンクを選択。その迫力に負けないようにたっぷりした、上品カラーのボリュームフレアスカートで女力ある華やぎを加味。端正なアイボリーカラーなら軽快さも十分で、鮮やかなピンクをしっかりと受け止めます。
以上、ベーシックな色味からキレイ色まで「ピンク×色」のコーディネートを4つ、ご紹介しました。どれも、身につけるだけで気分が高まる配色です。待ち遠しい春に向けて、心躍るピンクを身につけてみませんか?
- PHOTO :
- 小林幹幸(人物)、佐藤 彩(静物)
- STYLIST :
- 大西真理子
- HAIR MAKE :
- 川原文洋(UM)
- MODEL :
- 高橋里奈(Precious)
- COOPERATION :
- 細田宏美
- WRITING :
- 佐野有紀、中村絵里子(Precious)