1994年、サッポロビール工場跡に、恵比寿ガーデンプレイスとともに誕生した「ウェスティンホテル東京」。2024年の開業30周年に向けて、開業以来初めてとなる大規模なリノベーションが行われました。

グランドオープンは2023年12月4日(月)。それに先立ち、メディアプレビューが行われました。

「Heritage and Reinvigoration(継承と再生)」というコンセプトのもとに行われたリニューアル。見どころをご紹介します。

開業以来!ウェスティンホテル東京のリニューアルコンセプトは「Heritage and Reinvigoration(継承と再生)」

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10月にオープンしたロビーラウンジ「ザ・ラウンジ」

緑豊かで洗練された街、恵比寿に建つヨーロピアンスタイルホテル「ウェスティンホテル東京」の、開業以来初めての大規模リニューアル。「Heritage and Reinvigoration(継承と再生)」というリニューアルコンセプトには、これまで大切にしてきたおもてなしの歴史を継承しつつ、時代を見据えて、より豊かなホテル環境へと再生、進化していくという意味が込められています。

デザインを手掛けたのは、国内外のホテルやラグジュアリーブランドを手掛けてきた乃村工藝社「A.N.D.」。豊かな水脈や緑、かつて恵比寿の象徴であったビール工場など、恵比寿の原風景をモチーフに、重厚感と豊かな自然を調和させたデザイン空間となっています。

10月には、先んじてロビーラウンジ「ザ・ラウンジ」やインターナショナルレストラン「ザ・テラス」がオープン。これまでのオーセンティックな雰囲気を残しつつ、自然のエレメントを調和させたロビーラウンジや、水と緑をデザインモチーフに取り入れたレストランへと生まれ変わっています。

12月4日(月)グランドオープン!注目のリニューアル施設5か所の見どころ

■1:大きな窓から見えるグリーンが印象的な「フロントデスク」

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カウンターの後ろに豊かなグリーンが臨めるフロントデスク

室内温室「オランジュリー」をコンセプトとしたフロントデスクは、カウンターの後ろに注目。大きな窓から緑を臨むことができ、都心にありながら、豊かな自然を感じることができます。

また、フラワーアーティスト・佐々木直喜氏のグリーンインスタレーションや大理石の柱など、細かいところまで気品にあふれており、到着する人たちをあたたかく迎え入れる空間となっています。

■2:最高のギフトや手土産に出会えるペストリーブティック「パティスリー・バイ・ウェスティンホテル東京」

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ペストリーブティック「パティスリー・バイ・ウェスティンホテル東京」

これまではレストランに併設されていたペストリーブティック。今回のリニューアルでは、ガラスウォールに囲まれた独立した空間になりました。

チョコレートや美しいケーキなどがショーケースに並びます。クッキーなど、手土産にぴったりのアイテムも揃えており、使い勝手が良よさそうです。

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持ち帰りできるジェラート
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メイン具材に合わせてベースを作り替えているカレー

数ある商品のなかでも注目したいのが、こだわりが詰まったジェラートとカレー。

通常カレーは、同じベースで具材を変更するというパターンが多いのですが、こちらのカレーは具材に合わせてカレーのベースを替えているのだそう。パティシエがこだわって作ったというジェラートは、ホテルの部屋に持ち込んで、くつろぎながらいただいてもよさそうですよね。

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新しく併設されたフローリスト「+F」

また、リニューアルにあわせて、新たにフローリスト「+F」が新設されました。お花1本からブーケまで、必要に合わせて購入できます。

■3:より心地よい空間へ生まれ変わったゲストルーム

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スタンダードタイプのゲストルーム

今回、ゲストルームもスイートを含むすべてがリニューアルされました。オーセンティックなヨーロピアンクラシカルな要素を残しつつも、自然との繋がりを感じさせることを意識したとのこと。これまであったワークデスクなどはなくなり、よりゆったりとくつろげる空間となっています。

もともとエグゼクティブラウンジだった空間も7部屋のゲストルームに変更し、部屋数はスタンダード427室、スイートルーム20室、合計447室と、リニューアル前より増えました。

プレジデンシャルスイートの一部
プレジデンシャルスイートの一部
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プレジデンシャルスイートの寝室

特に注目は、スイートルームの中でも格別の広さである210平方メートルを持つ、プレジデンシャルスイートとインペリアルスイートです。

どちらの部屋もちょっとした料理をするキッチンやサウナルーム付きの浴室、大きなウォークインクローゼットなどを、長期滞在でも不自由がない機能を兼ね備えています。

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インペリアルスイートの一部
インペリアルスイートの一部
インペリアルスイートの一部

スタイリッシュなプレジデンシャルスイートに対して、これまでのヨーロピアンクラシカルな要素をふんだんに残したのがインペリアルスイートです。ゴージャスながらも落ち着いた空間となっていました。

■4:専任スタッフの特別なおもてなしが体験できる「ウェスティンクラブ」

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ウェスティンクラブ

ウェスティンクラブフロアとスイートルームに宿泊すると利用できる「ウェスティンクラブ」は、最上階に移動となり、最上階ならではの絶景を楽しめるラウンジへと生まれ変わりました。

ブレックファスト、ティータイム、イブニングカクテルなど、時間帯によりさまざまなフードやドリンクを楽しむことができるほか、チェックイン・チェックアウトの手続きも行えます。

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窓からは東京タワーを臨む絶景
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軽食も楽しめる

とくにカウンター席は、絶景を眺めながら仕事をするのにもぴったり。上質で心地よいひとときが約束された空間です。

■5:最上階の特別な空間で飲食を。スカイバー「エスカリエ」、鉄板焼「恵比寿」

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スカイバー「エスカリエ」

最上階には、ウェスティンクラブ以外にも、バーと鉄板焼きのレストランが併設されています。

スカイバー「エスカリエ」は、どこから入るのか一見迷ってしまうような隠れ家的な存在。数々の栄冠に輝く「The SG Club」が特別に創作したカクテルやモクテルを味わえるほか、総料理長が特別に作ったここでしか味わえない大人のデザートなども登場します。

店内は、かつてあったビール工場の煙をモチーフにデザインされたそう。

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絶景を楽しめるボックス席も

窓際には絶景と一緒にお酒を楽しめるボックス席も。驚きと感動にあふれた体験ができるバーです。

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鉄板焼「恵比寿」

鉄板焼「恵比寿」は晴れた日には富士山を臨める絶景とともに、職人技を駆使した鉄板焼きを楽しむことができるレストランです。

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個室も用意されている

個室も用意されているので、会食の場としても活用できそうですね。


恵比寿を象徴する「ウェスティンホテル東京」の新しい姿は、これまでの価値を継承しながらも、今の時代に合わせた未来志向の空間になっています。ぜひ、この冬新しい姿に生まれ変わった「ウェスティンホテル東京」に足を運んでみてくださいね。

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WRITING :
ミノシマタカコ
EDIT :
小林麻美