最近は、公務に対する真摯さが垣間見られるような、ビジネスウーマン的なパワースーツを身にまとうことの多かったキャサリン皇太子妃。しかし11月は、韓国大統領夫妻の訪英や、毎年恒例のチャリティショーへの出席など、華やかなシーンに艶やかコーディネートで登場しました。自信と輝きに満ち溢れた、迫力あるドレスアップな装いをチェックしていきましょう。

■1:シックでエレガント!優美なブルーと白い輝きに包まれたガウンルック

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ジャンヴィト・ロッシのヒールがドレスのカラーとマッチ!

2023年11月30日、イギリス・ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された『ロイヤル・バラエティ・パフォーマンス2023』に出席。チャールズ3世が終身後援者である、ロイヤル バラエティ チャリティーへの資金を集めるために毎年開催されるテレビのバラエティショーです。フロアレングスのブルーのドレスはサフィヤ・ロンドンのもの。パワーショルダーのドラマティックなラインと、ケープのように肘からあしらわれたスリットから腕を出す、特徴的なデザインが目を引きます。クリスタル装飾の刺繍が施されたネックラインと同じトーンのブレスレットと、ジェニー・パッカムのシルバーのボックスクラッチで気品溢れる華やぎを添えています。フェイクパールとクリスタルのイヤリングはJ.クルーのもの。

■2:夕食会を壮大に盛り上げる!ティアラとホワイトガウンのフォーマルな装い

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アイボリーのクラッチはアニヤ・ハインドマーチ。

2023年11月21日、国賓として訪れた韓国の尹大統領を歓迎するバッキンガム宮殿での夕食会に出席。K-POPのガールズグループ、BLACKPINKも4人の“完全体”で招待され、大きな話題となりました。フォーマル度の高い機会に選んだのは、ロイヤルらしい優美さ漂うジェニー・パッカムの白いガウン。王室の伝統が詰まった歴史あるストラスモア ローズ ティアラが装いをさらに格調高く盛り上げて。ハーフアップヘアの耳元にはエリザベス女王のダイヤモンドイヤリングをあしらい、プリンセスらしい眩いきらめきに包まれています。

■3:ハットからパンプスまで迫力の赤!韓国大統領夫妻を華やかに歓迎

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ボウモチーフがコートとリンクするバッグはミュウミュウのもの。

2023年11月21日、夕食会に先立ちチャールズ国王とカミラ王妃らとともにホースガーズパレードで、大韓民国大統領夫妻を歓迎。チャールズ国王が在位中に主催する2度目の国賓訪問となります。キャサリン・ウォーカーのヴィヴィッドなレッドのアンサンブルをセレクト。ボウタイデザインのケープコートの下には、長袖ミディ丈のワンピースをスタイリングしています。ジェーン・テイラーの特注フェルトハット、クラッチバッグ、パンプスも赤で統一しインパクトを高めて。義理の母であるダイアナ妃のカボションサファイアドロップイヤリングで装いを完成。

■4:ノーブルなパープルが視線を奪う!センセーショナルなパンツスーツ

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ダイアナ妃のカボションサファイアドロップイヤリングで、顔まわりに輝きをオン。

2023年11月15日、ロンドン・ホランドパークのデザインミュージアムで開催された「Shaping Us National Symposium」に到着。皇太子妃と王立幼児教育センターが主催するシンポジウムで、指導者や専門家が集まり、成人後の健康な生活につながる幼児期の重要な基礎スキルについて検討するものです。パープルのダブルブレストジャケットとシガレットパンツのスーツはエミリア・ウィックステッドのもの。広い会場で登壇しスピーチもした皇太子妃。遠くからでもその姿を見つけやすい鮮やかなカラーは、配慮のうえ選ばれたのかもしれません。


2023年11月、一年で一番ロンドンが輝くシーズンに突入しました。

ニューボンドストリートのカルティエでは、イブニングタイムの30分ごとに、光と音楽のショーが繰り広げられています。

いよいよ本格的なホリデー! 皇太子妃の華やかさが際立つドレスアップが、心浮き立つ時期を存分に感じさせる11月でした。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images(5枚目以外)
WRITING :
神田朝子