『Precious』本誌のほか、ファッション誌を中心に人気スタイリストとして活躍する望月律子さん。望月さん自らがコーディネートしてくれるファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」のオーナーでもあります。本連載ではサロンでひとりひとりと対話するなか望月さんが実感した、大人の女性のファッションの悩みにこたえるべく、今求められているおしゃれアイデアや着こなしをご提案します。
第63回は、「シンプルカーディガンのアレンジ」にクローズアップします。ご自身によるコーディネート実例&解説とともにご覧ください。
■1:ラフに巻いたカーディガンを「ブローチ」で華やかに
「ボタンを外してアシンメトリーにくるっと肩に巻いています。これだけでもこなれ感は演出できますが、今シーズンたくさん見かけるブローチをあしらうのもおすすめ。ブローチは胸元につけるイメージがあるかもしれませんが、こちらのようにニットにあしらうとネックレスなしでも顔まわりが華やかになります」(望月さん)
無造作に巻いたカーディガンが、ブローチの堅苦しさをカジュアルな雰囲気に。これならハードル高めなブローチも気負わず取り入れられそうです。
「ラフな感じと大人の落ち着き感の両方が楽しめるスタイリングです」(望月さん)
■2:ボレロ風着こなしアレンジで鮮度アップ
「ケープ風アレンジ。カーディガンを肩に巻くとどうしてもズレてきてしまいますが、一番上のボタンを留め、少しクシャクシャっと形を整えてながらフロントで結びます。これだと比較的安定するのと、ボレロのようにも見えますね」(望月さん)
ショート丈の羽織り風なバランスが新鮮です。
「ツインニットは超ベーシックで王道、コンサバ感もありますよね。これくらい崩してレイヤードしても品のよさはしっかりキープ。それと同時にこなれ雰囲気が漂って、洒落感が高まります」(望月さん)
■3:バックスタイルを盛り上げるテクニック
「顔の見えない後ろ姿こそ着こなしで盛り上げたいもの。とくにツインニットはつるんと間延びしがちなので、ボタンを2〜3つ留めて肩から羽織る着こなしに。そうすると後ろに表情がでて素敵に見えるんです」(望月さん)
途中まで留めたボタンに着こなし力が感じられる羽織りかた。バックスタイルにニュアンスがうまれ、洗練度が高まります。
人気スタイリストの望月律子さんに、大人の着映えが叶う「ちょっとしたおしゃれのコツ」を指南いただく連載。第63回は、「シンプルカーデのアレンジ」にフォーカスしました。
上品でエレガントなツインニットはオフィススタイルとしても重宝するぶん、マンネリに感じてしまうことも。ちょっとしたアレンジで、簡単に表情を変えられるので、まずは手持ちでトライしてみてはいかがでしょうか。
●この企画で掲載しているアイテムは望月さんのレンタルサロン「ALLONS‐Y」でレンタル可能です。
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料金:1名/¥11,000、2名以上/1人¥5,500(MAX 3名まで予約可能)
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 黒石あみ(小学館)
- WRITING :
- 神田朝子