「誕辰」ってなんと読む?「たんたつ」ではありませんよ!
明日は12月25日・キリストの降誕祭『クリスマス』…ということで、本日は「降」「誕」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「降り月」ってなんと読む?
「降り月」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「陰暦の十八夜ごろから二十一、二夜ごろまでの、満月を過ぎてしだいに欠けていく月」という意味の言葉です。
<使用例>
「今年の大晦日の夜は、降り月に重なっていますね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… くだ(り)づき です。
「降り月」の対語は「上り月」で、読みは「のぼりづき」です。「くだり」に「下」の字を用いないところが、日本語の妙ですね。
さて、2問目は「誕」という字の入った日本語クイズです。
【問題2】「誕辰」ってなんと読む?
「誕辰」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「誕生日」の同義語です。
<使用例>
「クリスマスとは、キリスト様の誕辰でございますね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 誕辰(たんしん) です。
「誕辰(たんしん)」は、「辰」を「日」という意味で用いている熟語です。「辰」と言えば来年の干支ですので、豆知識として覚えておくとよさそうですね。ドラゴンは西洋文化では悪者になっているケースもございますが、日本を始め、東洋の文化では尊い神獣ですので、「誕辰(たんしん)」という言い回しは感じが良く、粋だと思います。
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本日は12月25日、キリストの降誕祭『クリスマス』にちなんで、「降」「誕」という字の入った日本語から、
・降り月(くだりづき)
・誕辰(たんしん)
の読み方などをおさらい致しました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱