2023年12月9日、英国誌『Telegraph(テレグラフ)』で再び、今年最も勤勉なロイヤルに選ばれたアン王女(プリンセス・ロイヤル)。その数は457で、兄のチャールズ国王を上回り、その精力的な活動が注目を浴びました。王女の公務に対する誠実な献身ぶりは、母であるエリザベス女王を彷彿とさせるもの。また、ときおり見せる軍服姿の凛々しさもあり、意志あるかっこよさで英国王室メンバーではキャサリン皇太子妃に次ぐ人気ロイヤルでもあります。今回はスッと伸びた背筋がハンサムな73歳が10、11、12月に披露した、最愛スカーフの装いを紐解いていきましょう。

■1:チャールズ国王からのギフトで夫とリンクコーデを披露

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スカーフと同系色の色使いがお見事!

2023年12月25日、ノーフォーク州のサンドリンガム教会で、クリスマス朝の礼拝に出席。夫のティモシー・ローレンス卿とお揃いの、チャコールグレーとベージュのメリノウールスカーフ姿を披露しました。ハイグローブとプリンス財団の最近のコラボレーションによるスカーフは、王女の弟であるチャールズ国王からのギフト。ハイネックの白コートの内側にはオレンジ系のスカーフをあしらい、ベージュのハット、マフラー、ブラウンのクラッチバッグでウォーミーな配色にまとめています。ゴールドのブローチとイヤリングで洗練のファイナルタッチを。アシンメトリーなつばと、キジの羽のディテールが印象的な帽子で装いを仕上げています。

■2:エリザベス女王の3連パールとスカーフでシック&エレガンスに

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耳元にもパールをリピートし優美な顔まわりに。

2023年11月11日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された戦没者追悼記念日のイベントへ。ドレッシーな艶ありブラックの一着に、モノトーンのスカーフを首からかけて。黒白プリントながら大判サイズなので、十分な華やぎ感が漂います。首元にはエリザベス女王の象徴的な3連パールネックレスを着用し、パールとスカーフで気品ある装いにまとめています。

■3:フェミニンな魅力を放つ白とフローラルの組み合わせ

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黒小物でキリッと引き締めて。

2023年10月19日、バッキンガム宮殿で行われたレセプションで、エリザベス女王の葬儀と国王戴冠式の計画に携わった関係者らと面会。白のツイード素材の服に、白ベースにピンクやペールブルーで植物が描かれたスカーフでアクセントをオン。ふんわりと巻いて、片方は後へ流すことで、前後ともに華やかな印象に。地金のチェーンネックレスでモダンさも加え、普段よりも柔らかく女らしいスタイルを完成。


今回は、アン王女の最新スカーフスタイルをご覧いただきました。得意な乗馬では、1976年のモントリオールオリンピックにイギリス代表として出場したこともある体育会系プリンセス。軍服姿にファンも多い彼女のフェミニンなスカーフ使い、そのギャップに魅了されますね!

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子