表紙キャラクター大政 絢さんの “花上手になりたい!”

『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さんが「花上手」を目指して、話題のフローリストに新たなフラワーの楽しみ方を教わる人気連載【 “花上手” になりたい!】。

今回は、「草花が芽吹き、穏やかな光が差す春の空気感を部屋でも楽しみたい」という大政さんのリクエストに、「鎌倉 緑青(ろくしょう)」主宰の井上揚平さんがアドバイス! 春を告げる花で、ひと足先に新しい季節へ。明るい日差しに似合うアレンジをご紹介します。

井上揚平さん
「鎌倉 緑青(ろくしょう)」主宰
日本の四季を感じられる花や植物が揃い、足繁く通うファンも多数。「『梅の苔木』をあしらうことで、柔らかな流線の花にアクセントを添えています。江戸時代末期頃につくられたと思われる骨董の竹籠は、経年変化で艶が生まれています。味わいのある花入れは、フレッシュな花の個性を引き立てる役割も」

This Month's Flower:「春の光とシンクロする麗かな花」

花_1,大政 絢_1
【Flower Data】宿根スイートピー、スワインソナ・ガレギフォリア「ホワイトスワン」、テッセン「アルバ」、梅の苔木、椿の葉

AYA's Question:「草花が芽吹き、穏やかな光が差す春の空気感を部屋でも楽しみたい」

大政さん:「この連載の影響でフラワーショップを訪れることが増え、陳列されている花や植物から、季節の移り変わりを感じるようになりました。まだまだ外は冷え込みますが、部屋に飾るお花から春へと気分をシフトしていきたいです」

Florist's Answer:「爽快な白い花を手付き籠に生けて “花を摘む” ようなイメージに」

井上さん:「立春が近づくと、新しい季節の到来を感じますよね。春を代表する花でもある『スイートピー』を主役に、手付きの籠に生けて、 “花を摘む” ようなアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。ふわりとした花びらのスイートピーは蝶のような軽やかなシルエットが特徴。よく似た形状の『スワインソナ・ガレギフォリア』を合わせると、明るい雰囲気に導いてくれます」

大政さん:「スイートピーは、エアリーな質感だけでなく、清々しい香りも魅力ですね。窓辺に置いて、蕾から徐々に開花していく過程を観察すれば、春の訪れがますます楽しみになりそうです。籠から花が溢れ出る姿からも、生命力を感じます」

井上さん:「籠に生けた花を白と緑だけに統一することで、春の光と調和するような透明感が生まれます。竹籠のような、風が通り抜ける素材を花入れにするのも、春らしさを楽しむ秘訣です」

問い合わせ先

  • 鎌倉 緑青
  • 住所/神奈川県鎌倉市坂ノ下9-15
  • TEL/0467-80-2841

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PHOTO :
川上輝明(bean)
EDIT&WRITING :
川口夏希、池永裕子(Precious)
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