2024年1月14日、デンマークのメアリー皇太子妃がマルガレーテ2世の退位を受け、史上初、オーストラリア生まれのデンマーク女王に。歴史的な一歩を踏み出しました。2000年のシドニーオリンピック開催中に、デンマークのセーリングチームの応援でシドニーを訪れていたフレリック皇太子とパブで偶然の出会い、それから24年。慈善活動にも積極的取り組み、デンマーク人のみならずオーストラリア人にも愛され、誇りとなった51歳の最新スタイルをぜひご覧ください。

■1:輝かしく着映える白ワンピースで観衆の前に!

ファッションニュース_1,セレブ_1,大人コーデ_1
低めの位置にまとめたヘアでフェイスラインを際立たせ、デンマーク産ルビーのパリュール イヤリングで華やかさをオン!

2024年1月14日、デンマーク・コペンハーゲンのアマリエンボー城のバルコニーに登場。ホワイトのワンピースはコペンハーゲンを拠点とするファッションブランド『ソーレン・ル・シュミット』のもの。フィット&フレアなシルエットにミディ丈、ドレープの効いたネックラインにエレガンスが漂います。ベルトの装飾が華美過ぎることなく、装いに美しいアクセントをプラス。清々しく好感度抜群なホワイトは、純粋さと神聖さの意味合いもあり、即位の日に相応しいカラー。王妃自身にとっても、まっさらな気持ちでスタートをきるのに他にない色を選んでいます。

■2:光沢が華やか!凛と美しいネイビーブルーのスカートスーツ

ファッションニュース_2,セレブ_2,大人コーデ_2
ローズリップの華やかなメイクで登場。

2024年1月15日の即位の翌日には、デンマーク議会で行われた王位継承祝賀会に参加。スカートとジャケットのセットアップを着用しています。パンプス、グローブ、ハットまでネイビーで揃えて、ノーブルな統一感あるルックを完成。ジャケットのフロントに斜めにあしらわれたスカラップラインやキュッと絞ったウエストにペプラムのディテール、そしてたっぷりフレアなスカートが王妃のエレガンスを際立てて。プレシャスな王家に伝わるブローチなど、豪華なダイヤモンドとサファイアのジュエリーが品格をさらに高めています。

■3:ディナーの席に相応しい、オフショルダーのモダンな肌見せドレスアップ

ファッションニュース_3,セレブ_3,大人コーデ_3
右は1月14日国王となったフレデリック10世。

2023年11月7日にコペンハーゲンで開催されたホアキン・ソローリャ展「Light in Motion (Luz en Movimiento)」を訪れ、グリプトテケット博物館でのディナーに出席。ボディにフィットする黒のオフショルダーの長袖トップスに光沢素材のフレアスカートを組み合わせ、緩急の効いたフェミニンなシルエットを堪能しています。デコルテを見せることでドレスアップ感が高まるオフショルダーは顔映えも叶えるので、着席ディナーのシーンにピッタリ。光沢スカートをスタイリングすれば、立ち姿もドレスに負けない華やかさです。ドロップタイプのイヤリングで顔まわりに輝きを添えた分、首元のジュエリーは控えてシックに。足元はシアーなアクセントが効いた高ヒールのパンプスを選び、足元まで洗練されたモダンなドレスアップを完成。


今回は、デンマークの新クイーン・メアリー王妃の最新スタイルでご覧いただきました。50年以上統治したマルグレーテ2世の後を引き継ぎ新たな一歩を踏み出したばかりの王妃。気品あふれる美しさが英国・キャサリン皇太子妃と姉妹のよう! と評されることもある彼女の、洗練された装いにこれからも注目です。

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子