黒とブラウンという、ベーシックカラー同士。慣れ親しんだカラーは、あらゆる可能性を秘めています。落ち着いた色だからこそ冒険してもトゥーマッチにならない、というメリットを最大限に活用することで、モダンなスタリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

■1:ケープ付きブルゾンを取り入れることで優雅な曲線ラインを描いて

ボトム以外ツヤのあるレザー素材にすることで、ダークカラーの装いを華やかに。
ボトム以外ツヤのあるレザー素材にすることで、ダークカラーの装いを華やかに。

2024年1月23日、パリ ファッションウィーク開催中にストリートでオーラを放つロージーをキャッチ。ブラウンと黒の定番配色の着こなしが絵になっていた理由は、ケープ付きのレザーブルゾンにあり。穏やかなインパクトを備えたアウターが、コーディネートを新鮮に見せてくれます。ボトムは黒ですっきりとまとめ、しなやかな曲線ラインを引き立てて。シューズは幅広のスクエアトゥブーツを選びつつ、ハンドルバッグをクラッチ風に抱えることでこなれ感をアピール。

■2:黒に溶け込むダークブラウンのグローブが所作を美しく見せてくれる

ぴたっとフィット感のあるパンツでメリハリしっかりに。
ぴたっとフィット感のあるパンツでメリハリしっかりに。

同じく2024年1月23日の着こなしをピックアップ。全体を黒で統一した着こなしは、メリハリシルエットを意識してバランスアップ。ふんわりとしたケープジャケットがあれば、ストイックなオールブラックにまろやかさ加わって、フェミニンムードを両立できます。コーディネートのリッチ感を倍増させていたレザーグローブは、黒の中でさりげない浮かび上がるダークブラウンをチョイス。品格漂うグローブを頼りにすることで、所作までも美しく見せました。

■3:軽快ワークアウトスタイルも品良くまとめるのがロージー流

小ぶりのゴールドイヤリングがスタイリッシュさに貢献。
小ぶりのゴールドイヤリングがスタイリッシュさに貢献。

先にご紹介した2つのコーディネートとはがらっと印象が変わるスポーティスタイルをお届けします。2023年1月11日、ロンドンでキャッチされた際にはブルゾンとレギンス、スニーカーのワークアウトスタイルを披露しました。アクティブな着こなしも、黒とブラウンの配色で上品さを忘れずに。ハイポニーテールとキャップ、白のラインソックスとスニーカーの合わせ技で、気分も前向きになりそうな軽やかさをトッピングしました。


ロージー・ハンティントン=ホワイトリーが愛用する「黒×ブラウン」の最新コーディネート術をご紹介しました。上品さや知的さを加算してくれる配色で、絵になる着こなしを実現してみてはいかがでしょうか。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香