現在ではすっかり定着した、「メンズ」、「ウイメンズ」のボーダーを取り払ったジェンダーニュートラルウォッチ。それをブランドとしていち早く打ち出したのは、スイスの名門マニュファクチュール「ゼニス」です。近年では時計の真価を追求する女性だけではなく、世界のファッショニスタからも注目を集め、よりスタイリッシュに進化を続けています。
そんな「ゼニス」から、ケース径38mmという絶妙なサイズ感のラグジュアリースポーツウォッチが誕生しました!
名品ムーブメント「エル・プリメロ」搭載の洒脱なコンプリケーション
![時計_1,高級時計_1,名品_1](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/a/d/720mw/img_adf08225db35fc990821e466e27919a4480915.jpg)
時計を動かす機械・ムーブメントを、小さな部品ひとつから自社内で生産できるマニュファクチュールのなかでも、真摯なウォッチメイキングとスタイリッシュさで存在感を示し続ける「ゼニス」。その代名詞といえるクロノグラフムーブメントの絶対的名品「エル・プリメロ」の名前は、本格時計に興味がある女性ならご存知かもしれませんね。
「知らない!」という方へ3行で説明するとしたら
「1969年に開発された世界初の自動巻きクロノグラフムーブメント」で、
「めっちゃハイスペックで高精度を誇る」、
「おそらく世界で最も有名なムーブメント」。
コレクションやモデル名ではなく、ムーブメントでここまで名前が立ち、ブランド化され、時計好きを魅了し続けてきたものは他には存在しません。
もちろん、“クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー”に搭載されているのも「エル・プリメロ」。しかも、月、日付、曜日を表示する「トリプルカレンダー」機能と月相を表示する「ムーンフェイズ」を備えた新ムーブメントです。
![時計_2,高級時計_2,名品_2](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/e/2/720mw/img_e285ac74059b8d41bd686e657c6c8e84702224.jpg)
特筆すべきは、そのケースサイズ。「トリプルカレンダー」と「ムーンフェイズ」という複雑機構を搭載しながら、38mm径というコンパクトなサイズを実現しました。
![時計_3,高級時計_3,名品_3](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/d/a/720mw/img_da1dc4820776b1bf55546ef4d3590869345622.jpg)
伝統的でアイコニックな3つの小窓とのバランスもよく、スポーティでいながら端正さも併せ持つクロノグラフは、オン・オフ問わず女性の手元にも寄り添い、着こなしに知性と迫力を添えてくれます。
逆説的に女性らしさを演出するジェンダーニュートラルサイズ
今回、全6モデルで展開されている“クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー”。ダイヤルは3色、それぞれステンレススティールブレスレットとカーフストラップが用意されています。
いずれも針とバトン形のインデックスはローズゴールドトーン。6時位置にレイアウトされたムーンフェイズは、メタリックブルーディスクにポリッシュ仕上げのローズゴールドの月が輝き、詩情とリッチ感を生み出します。
実際に手にした印象としては、女性の手首にはカーフストラップの方がしっくりくるかな? と思う一方、マスキュランな印象がより強いステンレススティールブレスレットモデルをつけこなせたら、それは最高にクール! いずれにせよ、38mm径というのは違和感なくなじみながら「華奢な手首」を印象づけ、逆説的に女性らしさを演出してくれます。
■1:レトロモダンなホワイト×ブラックの「パンダ」デザイン
![時計_5,高級時計_5,名品_5](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/3/6/720mw/img_3625d8c30ad046ce2ffed499bc9ae387382522.jpg)
メインダイヤルはシルバーホワイトの「オパーリン」。「オパーリン」というのは、粒子仕上げによってオパールのような繊細な輝きをもつ、高級時計にしばしば用いられるダイヤルです。3つのインダイヤル(小窓)はブラックで、この組み合わせは「パンダ」デザインと呼ばれ、不変の人気を誇る王道カラーリング。潔いコントラストが手元に極上のスポーティエレガンスをもたらします。
■2:スレートグレー×シルバーホワイトは洒脱な佇まい
![時計_6,高級時計_6,名品_6](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/d/d/720mw/img_dddcd9b7bc46c2704b1a5e66ca3b80b4388730.jpg)
瀟洒な雰囲気を漂わせるスレートグレーのオパーリンダイヤルに、シルバーホワイトのインダイヤルの組み合わせは、1970 年に少量生産された伝説的クロノグラフ“クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー”のプロトタイプを再現したもの。絶妙なスレートグレーのニュアンスが、さりげなく洗練を印象づけます。
■3:コーディネート映えするオリーブグリーンのブティック限定モデル
![時計_7,高級時計_7,名品_7](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/8/0/720mw/img_80842ac783d434c40189272cfc6266a5405217.jpg)
トレンドから定番へと定着したラグジュアリーウォッチのグリーン。今回ブティック限定モデルに採用されたのは、落ち着いたトーンの洒脱なオリーブグリーン。個性的に見えながら、実はさまざまな色のアイテムとマッチするグリーンは、着こなしに新鮮なカラーインパクトを添えてくれます。
「ムーブメント」という時計としての本質にこだわる女性が増加する一方で、まだまだそこにこだわりはないという人も多いと思います。確かに、男性愛好家のように、ムーブメントという「機械」にときめきを感じるというのは稀で、時計もひとつのジュエリーと捉えるのがごく普通の女性の感覚でしょう。しかし、人間にも確かに、内面から発せられる美があるように、時計にもそのケースの内側から放たれるオーラがあります。
「ゼニス」の“クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー”は、それに気づき、時計の真価を知る女性をさらに増やすことができる名品のポテンシャルを秘めています。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト