現在ではすっかり定着した、「メンズ」、「ウイメンズ」のボーダーを取り払ったジェンダーニュートラルウォッチ。それをブランドとしていち早く打ち出したのは、スイスの名門マニュファクチュール「ゼニス」です。近年では時計の真価を追求する女性だけではなく、世界のファッショニスタからも注目を集め、よりスタイリッシュに進化を続けています。

そんな「ゼニス」から、ケース径38mmという絶妙なサイズ感のラグジュアリースポーツウォッチが誕生しました!

名品ムーブメント「エル・プリメロ」搭載の洒脱なコンプリケーション

時計_1,高級時計_1,名品_1
オリーブグリーンのダイヤル&ストラップが瀟洒なニュアンスを醸し出す“クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー ブティック エディション”。

時計を動かす機械・ムーブメントを、小さな部品ひとつから自社内で生産できるマニュファクチュールのなかでも、真摯なウォッチメイキングとスタイリッシュさで存在感を示し続ける「ゼニス」。その代名詞といえるクロノグラフムーブメントの絶対的名品「エル・プリメロ」の名前は、本格時計に興味がある女性ならご存知かもしれませんね。

「知らない!」という方へ3行で説明するとしたら

「1969年に開発された世界初の自動巻きクロノグラフムーブメント」で、

「めっちゃハイスペックで高精度を誇る」、

「おそらく世界で最も有名なムーブメント」。

コレクションやモデル名ではなく、ムーブメントでここまで名前が立ち、ブランド化され、時計好きを魅了し続けてきたものは他には存在しません。

もちろん、“クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー”に搭載されているのも「エル・プリメロ」。しかも、月、日付、曜日を表示する「トリプルカレンダー」機能と月相を表示する「ムーンフェイズ」を備えた新ムーブメントです。

時計_2,高級時計_2,名品_2
“クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー”に搭載されているムーブメント「エル・プリメロ 3610」の裏側(左)と表側(右)。

特筆すべきは、そのケースサイズ。「トリプルカレンダー」と「ムーンフェイズ」という複雑機構を搭載しながら、38mm径というコンパクトなサイズを実現しました。

時計_3,高級時計_3,名品_3
ケースはベゼルレスで、盛り上がったドーム型サファイアクリスタルを採用。独創的なプロポーションが手元でクールな存在感を放つ。

伝統的でアイコニックな3つの小窓とのバランスもよく、スポーティでいながら端正さも併せ持つクロノグラフは、オン・オフ問わず女性の手元にも寄り添い、着こなしに知性と迫力を添えてくれます。

逆説的に女性らしさを演出するジェンダーニュートラルサイズ

今回、全6モデルで展開されている“クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー”。ダイヤルは3色、それぞれステンレススティールブレスレットとカーフストラップが用意されています。

いずれも針とバトン形のインデックスはローズゴールドトーン。6時位置にレイアウトされたムーンフェイズは、メタリックブルーディスクにポリッシュ仕上げのローズゴールドの月が輝き、詩情とリッチ感を生み出します。

実際に手にした印象としては、女性の手首にはカーフストラップの方がしっくりくるかな? と思う一方、マスキュランな印象がより強いステンレススティールブレスレットモデルをつけこなせたら、それは最高にクール! いずれにせよ、38mm径というのは違和感なくなじみながら「華奢な手首」を印象づけ、逆説的に女性らしさを演出してくれます。

■1:レトロモダンなホワイト×ブラックの「パンダ」デザイン

時計_5,高級時計_5,名品_5
「クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー」左/¥1,760,000・右/¥1,837,000 ●ケース:ステンレススティール ●ケース径:38mm ●左/ストラップ:カーフ・右/ブレスレット:ステンレススティール ●ムーブメント:自動巻き

メインダイヤルはシルバーホワイトの「オパーリン」。「オパーリン」というのは、粒子仕上げによってオパールのような繊細な輝きをもつ、高級時計にしばしば用いられるダイヤルです。3つのインダイヤル(小窓)はブラックで、この組み合わせは「パンダ」デザインと呼ばれ、不変の人気を誇る王道カラーリング。潔いコントラストが手元に極上のスポーティエレガンスをもたらします。

■2:スレートグレー×シルバーホワイトは洒脱な佇まい

時計_6,高級時計_6,名品_6
「クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー」左/¥1,760,000・右/¥1,837,000 ●ケース:ステンレススティール ●ケース径:38mm ●左/ストラップ:カーフ・右/ブレスレット:ステンレススティール ●ムーブメント:自動巻き

瀟洒な雰囲気を漂わせるスレートグレーのオパーリンダイヤルに、シルバーホワイトのインダイヤルの組み合わせは、1970 年に少量生産された伝説的クロノグラフ“クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー”のプロトタイプを再現したもの。絶妙なスレートグレーのニュアンスが、さりげなく洗練を印象づけます。

■3:コーディネート映えするオリーブグリーンのブティック限定モデル

時計_7,高級時計_7,名品_7
「クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー ブティック エディション」左/¥1,760,000・右/¥1,837,000 ●ケース:ステンレススティール ●ケース径:38mm ●左/ストラップ:カーフ・右/ブレスレット:ステンレススティール ●ムーブメント:自動巻き ※ブティック限定販売

トレンドから定番へと定着したラグジュアリーウォッチのグリーン。今回ブティック限定モデルに採用されたのは、落ち着いたトーンの洒脱なオリーブグリーン。個性的に見えながら、実はさまざまな色のアイテムとマッチするグリーンは、着こなしに新鮮なカラーインパクトを添えてくれます。


「ムーブメント」という時計としての本質にこだわる女性が増加する一方で、まだまだそこにこだわりはないという人も多いと思います。確かに、男性愛好家のように、ムーブメントという「機械」にときめきを感じるというのは稀で、時計もひとつのジュエリーと捉えるのがごく普通の女性の感覚でしょう。しかし、人間にも確かに、内面から発せられる美があるように、時計にもそのケースの内側から放たれるオーラがあります。

「ゼニス」の“クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー”は、それに気づき、時計の真価を知る女性をさらに増やすことができる名品のポテンシャルを秘めています。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス

TEL:03-3575-5861

関連記事

この記事の執筆者
東京都出身。大学在学中から雑誌『JJ』などで執筆活動を開始。女性向け本格時計のムックに携わったことから、機械式時計に開眼。『Precious』などの女性誌において、本格時計の魅力を啓蒙した第一人者として知られる。SIHHとバーゼルワールドの取材歴は、女性ジャーナリストとしては屈指のキャリアの持ち主。好きなもの:海、ハワイ(特にハワイ島)、伊豆(特に下田)、桑田佳佑様、白い花、シャンパン、純米大吟醸酒、炊きたてのご飯、たまご、“芽乃舎”の野菜だし、“エルメス”のバッグと“シャネル”の靴、グレーのパーカー、温泉、スパ、素敵旅館、村上春樹、宇野千代先生、神社、日本の陶器(特に唐津焼)、朝ドラ、ドラミちゃん、長文のインタビュー原稿