きちんと感はそのままに、かしこまりすぎない絶妙な抜け感を両立できるビッグジャケット。オーバーサイズでも野暮ったくならないコーディネート方法をさっそくチェック。

■1:ジョーダン・ダニエルズは…ビッグジャケットを黒で挟んで引き締めを実行

ぽってり厚みのあるバイカラースニーカーが都会派カジュアルに貢献。
ぽってり厚みのあるバイカラースニーカーが都会派カジュアルに貢献。

モデルのジョーダン・ダニエルズを、NYファッションウィーク開催中のストリートでキャッチ。ビッグジャケットは春らしさと軽快さを高めるべく、ベージュをセレクト。そこに程よいローライズが今っぽいブルーデニムパンツと赤スニーカーを投入し、色のメリハリをつけて高揚感を演出。全体にゆったりとしたシルエットですが、黒のカットソーとレザーバッグで引き締めればぼんやりしません。

■2:チェリファ・アキリは…ジャケットを素肌に直接まとってキレの良さをアピール

きりっとしたハンドバッグは、ドライなキャンバス生地切り替えで気負いなく。
きりっとしたハンドバッグは、ドライなキャンバス生地切り替えで気負いなく。

2024年2月10日、ハンブルクでスナップされたデジタルクリエイターのチェリファ・アキリ。ともするとほっこりした印象になるブラウンのチェック柄オーバーサイズジャケットは、素肌に直接まとうことでキレよく整えて。さらに袖をブラウジングし華奢な手首を覗かせれば、大きいサイズに“着られている感”を払拭できます。黒で統一したストレートパンツとバレエシューズを合わせ、ミニマルシックをコンプリート。

■3:クロエ・ルカローは…ビッグサイズを選んでワンピース風ルックにチャレンジ

ハンドバッグはクラッチ風に抱えることで今っぽく。
ハンドバッグはクラッチ風に抱えることで今っぽく。

2024年1月24日、パリ ファッションウィーク開催中にキャッチされた、モデルのクロエ・ルカロー。知的さ漂う白シャツとグレーのピンストライプジャケットの組み合わせは、いずれもビッグシルエットを選んでミニワンピース風にアレンジ。シアーストッキングで素足を艶やかに飾って、色香をミックス。ポインテッドトゥパンプスやシルバーフレームがスタイリッシュなアイグラスを合わせることで、クールなモノトーンルックを完成させました。


春の軽アウターの1つとして選びたい「ビッグジャケット」の着こなしをご紹介しました。ちょうどいい抜け感がこなれた印象に繋がるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香