「荒む」ってなんと読む?「あらむ」ではありません!

皆さまはこの三連休、どのようにお過ごしですか? 荒れたお天気と重なった地域も多いようですが、室内でも楽しむ方法はありますよね。昨今は「寒暖差疲労」と呼ばれる気象病の例も多いようなので、しっかりと休養するというのも、休日の豊かな過ごし方かもしれません。とっておきの入浴剤や、観賞したかったコンテンツ、書籍などをゆっくり楽しむのも素敵ですね。気候の荒れ模様に負けないよう、ご自愛くださいね。本日は「荒」という字にフォーカスした日本語クイズをお送りします。

【問題1】「荒む」ってなんと読む?

「荒む」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「心が乱れてきて、ゆとりや大らかさのないとげとげした状態になる」「繊細さ、上品さが失われて粗雑になる」「ふけり溺れる」などの意味をもつ言葉です。

<使用例>

「寒い日ばかりでも気持ちが荒むけれど、急な寒暖差も体調を崩しそうで怖いわね」

「〇〇む」。
「〇〇む」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 荒む(すさ-む) です。

「荒」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)です。
「荒」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)です。

「荒む(すさ-む)」、読めましたか? 字の意味合い的には納得の読み方ですね。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題2】「吹荒ぶ」ってなんと読む?

「吹荒ぶ」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「風が吹き荒れる」という意味の言葉です。

<使用例>

「こんなに風の吹荒ぶ日に、わざわざ外出することもないわよ」

「〇〇〇〇ぶ」。
「〇〇〇〇ぶ」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 吹荒ぶ(ふきすさ-ぶ) です。

「荒ぶ(すさぶ)」も、「荒」の表外読みです。

「荒む(すさむ)」「荒ぶ(すさぶ)」。意味はほぼ同じで、後者のほうが、やや文語的な表現ですね。

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本日は、「荒」という字の入った日本語から、

・荒む(すさ-む)

・吹荒ぶ(ふきすさ-ぶ)

の読み方をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/NHKウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱