「挽回」ってなんと読む?「ひきまわし」ではありませんよ!
明日、3月7日は『メンチカツの日』です。関西では「ミンチカツ」と呼ぶことから、37(ミンチ)の語呂合わせでこの日付が選ばれました。受験シーズンであることから、メンチカツを食べて受験に勝ってほしい! との願いも込められているそうです。メンチカツといえば挽き肉の料理…というところで、本日の1問目は「挽」という字の入ったクイズです。
【問題1】「挽回」ってなんと読む?
「挽回」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「失ったものや遅れを取り戻すこと。回復」という意味の言葉です。
<使用例>
「おいしいもので力を付けて、工期の遅れを挽回すべく、頑張りましょう!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 挽回(ばんかい) です。
「挽き肉(ひきにく)」の「挽く(ひく)」と、「挽回(ばんかい)」の「挽(バン)」が同じ字…イメージが乖離していて結びつかなかった方もいらっしゃるかもしれませんね。実は同じ字なのです。
さて、挽き肉の料理といえば庶民の味方、ということで、2問目は「庶」という字の入ったクイズです。
【問題2】「庶幾う」ってなんと読む?
「庶幾う」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「切望する」という意味の、やや古風な言い回しです。同じ意味、同じ読み方で「希う」とも表記します。
<使用例>
「やれることはやってきたから、あとは成功を庶幾うのみよ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 庶幾う(こいねが-う) です。
「庶幾う(こいねが-う)」とは、「庶幾(しょき)=心から願うこと」という熟語単位で読む、塾字訓の読み方です。「乞い願う」という表記がポピュラーですね。
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本日は、3月7日『メンチカツの日』にちなんで、
・挽回(ばんかい)
・庶幾う(こいねがう)
の読み方、言葉の背景をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱