御礼状に書いてある「拘らず」…なんと読む？誤読にご注意を！

御礼状でよく見る言葉！「偏に」の読み方は？「へんに」ではありません！

明日、3月9日は39（サンキュー）の語呂合わせで、『感謝の日』『感謝状Shopの日』など、「感謝」に関連した複数の記念日に制定されております。…ということで本日は、「御礼状によく登場する言葉」から、日本語クイズをお送りします。

【問題１】「拘らず」ってなんと読む？

御礼状によく登場する言い回し「御多忙中にも拘らず」の「拘らず」の正しい読み方をお答えください。

ヒント：「～であるのに」という意味の言葉です。

＜使用例＞

「悪天候にも拘らずお越しいただき、ありがとうございます」

「○○○らず」。

…さて、正解は？

※「？」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼

正解は… 拘らず（かかわ-らず） です。

シチュエーションが違うと、別の読み方もある表記です。

「拘らず」という表記には、「かかわらず」のほか、「こだわらず」という読み方もございます。「既成概念に拘らず」という文ならば「かかわらず」ではおかしいので「こだわらず」と読みます。このように「拘らず」は、文脈で正しい読み方を判断する必要がありますので、誤読にお気をつけくださいね。

さて、2問目にまいりましょう。

【問題２】「偏に」ってなんと読む？

御礼状によく登場する言い回し「偏に感謝申し上げます」の「偏に」の正しい読み方をお答えください。

ヒント：「ひたすら」「もっぱら」などの意味をもつ言葉です。

＜使用例＞

「今日があるのは、偏に皆さまのご尽力の賜物です」

「〇〇〇に」。

…さて、正解は？

※「？」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼

正解は… 偏に（ひとえに） です。

「偏」の表外読み（常用漢字表に掲載されない読み方）です。

「偏に（ひとえ-に）」は、過去にも出題した言葉ですが、大人の常識として身に着けておきたい難読漢字ですので、改めておさらいいたしました。みなさま、正しく読めたでしょうか？

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本日は、御礼状に登場しやすい難読漢字から、

・拘らず（かかわ-らず）

・偏に（ひとえ-に）

の読み方をおさらいいたしました。