「烏合」ってなんと読む?「ちょうごう」ではありませんよ!
明日、3月12日は『サイズの日』。312(サイズ)の語呂合わせと、新年度を前に衣服や靴などを買い替える人の多い時期であることから、自分の体形に合ったサイズ選びの大切さを呼びかける日として記念日ができました。生活環境や年齢などで、フィットするサイズも微妙に変わります。『サイズの日』をきっかけに、見直しのチェックを行ってみてはいかがでしょうか? ということで本日は「合」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「烏合」ってなんと読む?
「烏合」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「規律も統一もなく寄り集まること」という意味の言葉です。
<使用例>
「一応、団体名を名乗ってはいたけれど、その実は烏合の衆…という感じよね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 烏合(うごう) です。
烏(からす)は離散集合がバラバラである、と言われることからできた言葉です。例文に登場した「烏合の衆(うごうのしゅう)」という言い回しは、「カラスの群れのように、規律も統一もなく集まっている群衆、または兵隊」という意味の言葉です。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「合服」ってどんな服?
「合服(あいふく)」という日本語の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:状況に適合する服装
2:寒暑の合間に着る服
3:制服とイメージの合う平服
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 2:寒暑の合間に着る服 です。
学校などで、衣替えで制服の冬服と夏服が切り替わる際「○月○日から1か月は合服(あいふく)で良い」という期間が入りますね。夏服、冬服、またはその混合など、過ごしやすい服装であれば良い、というイメージでとらえられますが、「合服(あいふく)」という言葉はもともと、四季のある日本ならではの「寒暑の合間の、春・秋に着る服」を意味しているのです。
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本日は、3月12日『サイズの日』にちなんで、「合」という字の入った日本語から、
・烏合(うごう)
の読み方、言葉の背景と、
・合服(あいふく)
の意味などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱