食材らしさを心地よく味わえる気鋭の正統派「割烹室井（乃木坂）」｜大切にするのは“知っているけれど食べたことのない味”

お出かけ気分が盛り上がる季節、新名所、食やアート、ホテルetc…大人を満たす東京のラグジュアリー・スポットが盛り上がっています！雑誌『Precious』4月号では、別冊付録「とっておき『春のお出かけ』最旬LIST」を展開。今回は「今行くべき、最旬レストラン10」と題して、食のプロが推薦する、とっておきのお店を厳選してもらいました。本記事では、乃木坂「割烹室井（KAPPO MUROI）」をご紹介します。

TEXT ：: Precious.jp編集部
BY ：: 『Precious4月号』小学館、2024年

お出かけ気分が盛り上がる季節、新名所、食やアート、ホテルetc…大人を満たす東京のラグジュアリー・スポットが盛り上がっています！

雑誌『Precious』4月号では、別冊付録「とっておき『春のお出かけ』最旬LIST」を展開。今回は「今行くべき、最旬レストラン10」と題して、食のプロが推薦する、とっておきのお店を厳選してもらいました。

世界一ともいわれるグルメの街・東京は、日々進化を続けています。スペシャルを味わえるファインダイニングからアラカルトで気軽に楽しめるレストランまで、注目の新店で、日常も非日常も満たして。

本記事では、乃木坂「割烹室井（KAPPO MUROI）」をご紹介します。

ときにはドレスアップしてラグジュアリーなディナーを、ときにはひとりでふらっとアペロを…。食のプロが推薦する、とっておきのお店とは？

●推薦してくれたのは…

森脇慶子さん

フードライター

料理人の人物像にも迫るインタビューは読み応えがある。“シャネル”を颯爽と着こなし、日々食べ歩く。鮎やフカヒレが好き。最新刊は『東京最高のレストラン』（共著／ぴあ）。

Japanese「割烹室井（KAPPO MUROI）」｜乃木坂

ひと皿ごとの主役がわかりやすい正統派和食。お店の雰囲気も素敵です。（森脇さん）

つなぎを使わない「海老しんじょうと蕗のとうのお椀」。海老は包丁で粗めにたたいている。吸いだしは1等級の利尻昆布と羅臼昆布などを用い、鹿児島の温泉水「寿鶴」でひいた一番だしがベース。

「すっぽんの香煎揚げ」は餅粉をまぶし、山椒と黒七味を振って二度揚げにし、甘めのたれをかけて。身のうま味と香りは絶品。

室井さんは京都の「京懐石吉泉」、西麻布「山﨑」などで研さんを積んだ。木工芸作家・佃眞吾さんに折敷を特注するなど器にもこだわりが。