「蒸ける」ってなんと読む?「むける」ではありません!
明日、4月1日は「エイプリルフール(辞書的にはエープリルフール)」でお馴染みですが、「ジャパニーズウイスキーの日」という記念日にもなっています。日にちは1929(昭和4)年のこの日、日本初の本格国産ウイスキー『サントリー』が発売されたことにちなんでいます。ウイスキーといえば蒸留酒ですので、本日は「蒸」「留」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「蒸ける」ってなんと読む?
「蒸ける」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「蒸されて柔らかくなる」「穀物が湿気や熱気で変質する」という意味の言葉です。
<使用例>
「お芋が蒸けたから、熱いうちに食べて!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 蒸ける(ふ-ける) です。
「蒸かす(ふ-かす)」という言葉の、対象物を主体にした言い方です。意外と読めないですよね?
さて、2問目は「留」という字の入ったクイズです。
【問題2】「御留場」ってなんと読む?
「御留場」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「禁漁区」を意味する言葉です。
<使用例>
「この辺りは、江戸時代は御留場だった場所よ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 御留場(おとめば) です。
「御留場(おとめば)」は、江戸時代に「将軍の狩猟場」を指した言葉で「一般の狩猟を禁止する場所。禁漁区」を意味します。場所の呼び方に「御」が付くケースといえば、貴人が関わる日本語に多いですね。観光名所などでも見かける言葉ですので、スマートに読みこなせると素敵です。
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本日は、4月1日「ジャパニーズウイスキーの日」にちなんで、「蒸」「留」という字の入った日本語から、
・蒸ける(ふ-ける)
・御留場(おとめば)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱