「鹿爪顔」ってなんと読む?「かづめがん」ではありませんよ!
明日、4月2日は「巻き爪ケアの日」という記念日です。日にちは4(良い)2(爪)の語呂合わせで制定され、足の機能の低下や、歩き方が良くない、などが原因で起こる巻き爪のケア知識を啓蒙したい、という目的で生まれました。この記念日を期に、足の爪のチェックや、フットケアをしてみてはいかがでしょうか? ということで本日は「爪」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「爪牙」ってなんと読む?
「爪牙」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「爪と牙。転じて、人を傷つけ、また脅かすもの」「主君や国家を守護する、手足となって働く家臣」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「映画を見て寝たせいか、昨晩はゴジラの爪牙に掛かる夢を見ちゃった」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 爪牙(そうが) です。
「爪」の音読みは意外と認知度が低いようですが、例文に登場した「爪牙に掛かる(そうがにかかる)」は、「犠牲になる」という意味で使われる慣用句です。大人の知識としておさえておきましょう。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「鹿爪顔」ってなんと読む?
「鹿爪顔」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「まじめくさった顔。ものものしい顔。真顔」を意味する言葉です。
<使用例>
「そんな鹿爪顔で何を話すのかと思ったら…意外と軽い話題でホッとしたわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 鹿爪顔(しかつめがお) です。
「鹿爪顔(しかつめがお)」は、「鹿爪らしい(しかつめ-らしい)顔」ということです。「鹿爪らしい」という言葉、「顰め面(しかめつら)」との混同か、「しかめつらしい」という誤用が多いですが、正しくは「鹿爪らしい」です。語感の似た古語から変化した言葉に、あとから漢字をあてた単語なので、意味が理解しにくく、誤用が多いのかと思いますが、意味は「堅苦しくまじめくさった感じがする。形式ばっている」です。一方、「顰め面」は、「眉のあたりにシワを寄せた、不機嫌そうな顔」という意味です。
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本日は、4月2日「巻き爪ケアの日」にちなんで、「爪」という字の入った日本語から、
・爪牙(そうが)
・鹿爪顔(しかつめがお)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱