今回は、オールホワイトのコーディネートを、エレガンス、旬モード、カジュアルと3テイストに仕上げていたファッショニスタ3人にクローズアップ。今っぽく仕上げるポイントを見習ってください。

■1:ルーパル・パテルは…白アイテムを重ねて立体感のある華やぎエレガンスに

大人コーデ_1
先のみ黒があしらわれたパンプスならキリリとした印象がアップします。

『SAKS FIFTH AVENUE(サックス・フィフス・アベニュー)』のファッションディレクターを務めるルーパル・パテルは、2024年2月頭にN.Y.で見かけられていました。ブラウス、パンツに薄手のコートを羽織ってその上にニットを肩かけして颯爽と。すべて白でまとめていますが、ぱっきりとしたクリアな色味とアイボリー系をトーン違いでミックスしているので、フラットに見えず変化がついています。肩かけのニットのアレンジもオール白を立体的に見せるのに効果的です。濃い赤のリップや黒いサングラスといったシャープさを高めるポイントも見逃せません。

■2:オリビア・ポントンは…シンプルながらスポーティな雰囲気を光らせると新鮮

大人コーデ_2
襟のデザインに存在感があるので、ヘアをまとめるとすっきり見えます。

モデルやインターネットセレブリティとして活躍するオリビア・ボントンを2024年2月半ばにN.Y.でキャッチ。コンパクトなサイズのジャケットにロングタイトスカートを合わせたスマートな着こなしをオール白で楽しんでいました。ジャケットはちらっと肌見せする短さで、スカートには深めのスリットが入り抜け感につながっています。全体的にフェミニンさが際立つ雰囲気なのに、デザインにスポーティさが漂って、テイストミックスになって旬のモードな印象に。足元はポインテッドトウのパンプスできりっとエッジィに仕上げているところも、モードさを高めています。

■3:デボラ・レイナー・セバックは…BIGシルエットのコートでベーシックを今っぽく

大人コーデ_3
足元のみ鮮やかなターコイズブルーを投入。パッと明るいインパクトになっています。

デジタルインフルエンサー、デボラ・レイナー・セバックがパリでスナップされたときの着こなしです。Tシャツ、チノパンツ、コートをすべて白で統一していました。非常に淡いべージュのチノパンはタックが入りゆったりとはけて、それに合わせてコートもBIGシルエットをセレクト。このサイズ感によって、リラックスムードが光る今どきのカジュアルが完成しています。コートにあしらわれたボタンのキャメルをバッグでリピートし、全身の一体感十分に。オール白を引き締めて見せくれるのも効果的です。オール白のリッチさをベースに、キャップやスニーカーで軽快な雰囲気を漂わせるとワンランクアップできます。


オールホワイトを最新のトレンドを取り入れて着こなした3人をご紹介しました。単調に見せないアレンジや絶妙なカラートーン合わせ、小物の差し色使いなど、「絵になるスタイリング」をぜひ参考にしてみてください。

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀