「糸葱」ってなんと読む?そのまま「いとねぎ」と読まないように!
明日、4月12日は『豊橋「つまもの」の日』です。お刺身などの料理に添える「つまもの」は、そのお料理を引き立てる名脇役ですが、愛知県豊橋市は「つまもの」の出荷シェアが全国1位、とのことで、「つまもの」を和食だけでなく、洋食などにも普及させる、という目的で、豊橋温室園芸農業協同組合が制定しました。日にちは41(よい)2(つまもの)の語呂合わせです。同組合が扱う「つまもの」は種類も多い、大葉、菊花、穂じそ…といったお馴染みのものから、ハーブ、エディブルフラワー、ベルローズなどもあるそう。大切な日に、ご家庭の食卓でもお使いになると、食卓が華やぎそうですね。…というところで、本日1問目のクイズです。
【問題1】「つまもの」って漢字でどう書く?
料理に添える「つまもの」の漢字表記として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:妻物
2:摘物
3:爪物
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 1:妻物 です。
「妻物(つまもの)」、意外な表記ですが、昔の夫婦関係の感覚でたとえて料理を考えると、「華やかにメイン食材を引き立て、格上げする存在」が、良妻のようである、というイメージなのでしょう。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「糸葱」ってなんと読む?
「糸葱」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「妻物(つまもの)」の定番のひとつです。
<使用例>
「あのお店の、握り寿司のランチに入っている糸葱のお寿司が、香り高くて大好きなのよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 糸葱(あさつき) です。
「糸葱(あさつき)」、繊細な形状が、ふつうの葱よりもエレガントなイメージの、高級な「妻物(つまもの)」の定番ですね。例文のように、しゃれた握り寿司のネタになるなど、昨今では主役としても活用されている野菜です。和食店の「お品書き」に書かれていることも多いので、読めるようにしておくと無難です。
***
本日は、4月12日『豊橋「つまもの」の日』にちなんで、
・妻物(つまもの)
の漢字表記と、
・糸葱(あさつき)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱