ミュートカラーとは、グレーを混ぜたような、ほんのりくすんだ色のこと。控えめで優しく、ほっとするような気持ちにさせてくれるカラーです。くすんだブルーやピンクといったミュートカラーも素敵ですが、今回は大人の上品さが引き立つベージュ、ホワイト、グレーの配色にフォーカス。3人のお洒落賢者のコーディネート術を、さっそくチェックしてみましょう。
■１：アレクサ・チャンは…クリームホワイト×丸襟ジャケットでスーツスタイルをフェミニンに
2024年2月下旬、パリ ファッションウィーク中にキャッチされたモデル、タレントのアレクサ・チャン。きちんと感のあるジャケット×パンツのスーツスタイルは、クリームホワイトを選ぶことで柔らかく、好印象に見せて。さらに丸襟やショート丈のジャケットが無難にならない新鮮さを授けてくれます。淡いカラーがぼんやりしないよう、小物は黒をセレクト。トラッドなローファーで足元をきりっとさせ、スーツの甘さを中和して。
■２：エリー・マクゴーは…グレーのタイツを投入して調和の取れた着こなしへ
2024年3月、パリ ファッションウィークにてスタイリスト、クリエイティブコンサルタントのエリー・マクゴーをスナップ。春の相棒的存在のベージュトレンチコートは、素材、カラー切り替えのディテールで差のつくお洒落を堪能。そこにコートの色味と合わせたグレーのタイツを合わせつつ、軽やかな白パンプスを投入することで軽快さを際立てました。Iラインのコート、ポインテッドトゥヒールパンプスの組み合わせなら、Iラインが強調されてスタイルアップに繋がります。
■３：ケイト・バートレットは…ニットワンピースで奥行きを作るとぼんやりしない
2024年2月下旬、インフルエンサーのケイト・バートレットをミラノ ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチ。しなやかに揺れるクリームホワイトのニットワンピースに、ノーカラーのサンドベージュジャケットを重ねて上品さを確立。ジャケットは袖を通さず、ばさっと肩掛けすると軽快な見た目に整います。そこにグレージュのベルト、トップグレーのハンドバッグを加え、ミュートカラーのワントーンルックをメイク。立体的なニットワンピースがあるからこそ、ワントーンの着こなしもぼんやりしません。
大人に似合う「ミュートカラー」の着こなしをご紹介しました。穏やかで上品な色調に任せ、春という季節に生えるしなやかなコーディネートを完成させましょう。
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- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- PHOTO ：
- Getty Images
- EDIT&WRITING ：
- 阿部芙美香
